大阪のれん 歌詞 北見恭子 ふりがな付

ごめんなさいね 誰だれにでも
愛想あいそがなくって うちの人ひと
川かわに抱だかれる 道頓堀どうとんぼりで
今いまは馴染なじみが 薄うすくても
腕うでは確たしかな この人ひとと
ここで ここで根ね下おろす 大阪おおさかのれん

灯あかりをともす 店先みせさきで
通とおりすがりの 幼子おさなごを
馴なれぬ手てつきで あんたがあやす
そんな姿すがたが 可笑おかしくて
両手りょうて 思おもわず 口くちもとに
そっと そっとゆれます 大阪おおさかのれん

ご褒美ほうびなのね がんばりの
この街まち来きてから 上のぼり坂ざか
いつも傍目はためにゃ 頼たよられてても
そうよそれこそ 表向おもてむき
あんた私わたしの 道みちしるべ
明日あしたに 明日あしたに花はな咲さく 大阪おおさかのれん