紅き皇帝、白き世界 歌詞 妖精帝國 ふりがな付

流ながれ堕おちゆく刻ときの中なか逡巡しゅんじゅんに喘あえぐ苦くるしみに
犯おかした過あやまちに気きづく
高たかき山やまの頂いただき辿たどり着ついたその先さきで
僕ぼくは何なにを授さずかるんだろう

幾重いくえに重かさなる壁かべは
甘あまい誘惑ゆうわくの罠わなか

幾度いくど壁かべを乗のり越こえて尚なお終おわりが見みえない
白しろき雪ゆきに聳そびえ立たつ覇者はしゃ紅あかき皇帝こうていよ

僕ぼくの意思いしを僕ぼくは受うけ止とめよう

この褪あせた世界せかいよ始はじまれ僕ぼくの名なのもと
渇かわいた胸むねに吹ふき乱みだれる虚むなしきこの覚悟かくごを賭として

打うち寄よせるさざ波なみの様ように襲おそい続つづける苦くるしみに
息苦いきぐるしさだけが募つのる
身動みうごき取とれないまま残酷ざんこくに時間じかんは過すぎ往いく
僕ぼくは何なにを求もとめるんだろう
ソフィア

この病やみし世界せかいよ消けし去され僕ぼくの名なのもと
輝かがやく彼方かなた隔離かくりされた空気くうきのこの重おもさに耐たえて

孤独こどくな約束やくそく然されど
破やぶれば静しずかな罪つみか

軽々かるがるしい気休きやすめ程度ていどの慰なぐさめはいらない
どんな言葉ことば優やさしさも全部ぜんぶ五臓ごぞうに沈しずめて

僕ぼくの意思いしは僕ぼくが受うけ取とるんだ

この褪あせた世界せかいよ始はじまれ僕ぼくの名なのもと
渇かわいた胸むねに咲さき乱みだれる虚むなしきこの覚悟かくごを賭として

捉とらえよ闇やみの中なかに棲すむ幼おさなき果実かじつを
僕ぼくは挑いどむんだこの白しろき世界せかいで