荊棘迷路 歌詞 妖精帝國 ふりがな付

いばらの道みちを傷きずつき歩あるくのは
噤つぐみの少女しょうじょ言ことの葉は禁きんじられた
寡黙かもくに燃もゆ決意けついの瞳ひとみが
雄弁ゆうべんに怒いかりを物語ものがたる

鳥とりよ花はなよ地ちを這はう虫むしよ
私わたしはここにいると

伝つたえて暁あかつき届とどけて黄昏たそがれ

身体からだは裂さかれ《血ちは咲さき》千々ちぢに穢けがれて《刻きざまれ》
それでも心こころ《気高けだかく》高潔こうけつなまま《静しずかに》

いばらの迷路めいろを歩あるくの

言葉ことば無なくし伝つたわらないなら
包丁ほうちょうで裂さいて魅みせてあげる

紅あかく深ふかい私わたしの中身なかみ
清きよき純血じゅんけつの色いろ

覗のぞいて感かんじて心こころの宮殿きゅうでん

ドレスは破やぶれ《乱みだれて》瞳ひとみは潰ついえ《闇夜やみよに》
それでも心こころ《気高けだかく》高潔こうけつなまま《静しずかに》

いばらの廃園はいえん歩あるくの

言ことの葉はを尽つくしても
胸臆きょうおくは届とどかない
肝心かんじんなものひとつ
掴つかめないまぼろしか

身体からだは裂さかれ《血ちは咲さき》千々ちぢに穢けがれて《刻きざまれ》
それでも心こころ《気高けだかく》高潔こうけつなまま《静しずかに》

無言むごんの叫さけびを懐いだいて
いばらの迷路めいろを歩あるくの