気持きもちを確たしかめるように帯おびをキュッと締しめて
薄うすく口紅くちべにをひいた じれったい想おもいと夏なつの雨あめ
濡ぬれていてはとっておきの浴衣ゆかたも役立やくだたず
傘かさをさして歩あるきながらもどかしい最さい後あとの祭まつりの日ひ
こんな筈はずじゃなかったのにな 私わたし馬鹿ばかみたい
君きみが想おもう誰だれかの話はなしなんて聞ききたくないのに
出来できる事ことなら時間じかんを戻もどして
涙雨なみだあめで濡ぬれる前まえの私わたしを見みせたかった
欲ほしくもない水みず風船ふうせん貰もらって持もて余あました
捨すてられずに机つくえの上うえ あの日ひから少すこしだけ萎しぼんだ
風鈴ふうりんの音おとが心地ここちよくてまるで夢ゆめの続つづき
でも青空あおぞらへは入道雲にゅうどうぐもが兆きざしのように重かさなってゆく
叶かなう事ことなら結末けつまつを変かえて
同おなじ気持きもちで手てを繋つないでみたかった
「応援おうえんしてるよ」なんて心こころとは裏腹うらはらな台詞せりふ
『振ふられればいいのになぁ』本当ほんとうは嫌いやな私わたしを消けしてしまいたい…
急きゅうに風かぜが止やんだ 胸騒むなさわぎを覚おぼえた
静寂せいじゃくの後あとに夕立ゆうだちが訪おとずれた
雷かみなりに驚おどろいて落おとした水みず風船ふうせん
弾はじけて消きえた 子供こどものように泣ないた
気持kimoちをchiwo確tashiかめるようにkameruyouni帯obiをwoキュッkyuxtuとto締shiめてmete
薄usuくku口紅kuchibeniをひいたwohiita じれったいjirettai想omoいとito夏natsuのno雨ame
濡nuれていてはとっておきのreteitehatotteokino浴衣yukataもmo役立yakudaたずtazu
傘kasaをさしてwosashite歩aruきながらもどかしいkinagaramodokashii最sai後atoのno祭matsuりのrino日hi
こんなkonna筈hazuじゃなかったのになjanakattanonina 私watashi馬鹿bakaみたいmitai
君kimiがga想omoうu誰dareかのkano話hanashiなんてnante聞kiきたくないのにkitakunainoni
出来dekiるru事kotoならnara時間jikanをwo戻modoしてshite
涙雨namidaameでde濡nuれるreru前maeのno私watashiをwo見miせたかったsetakatta
欲hoしくもないshikumonai水mizu風船fuusen貰moraってtte持moてte余amaしたshita
捨suてられずにterarezuni机tsukueのno上ue あのano日hiからkara少sukoしだけshidake萎shiboんだnda
風鈴fuurinのno音otoがga心地kokochiよくてまるでyokutemarude夢yumeのno続tsuduきki
でもdemo青空aozoraへはheha入道雲nyuudougumoがga兆kizaしのようにshinoyouni重kasaなってゆくnatteyuku
叶kanaうu事kotoならnara結末ketsumatsuをwo変kaえてete
同onaじji気持kimoちでchide手teをwo繋tsunaいでみたかったidemitakatta
「応援ouenしてるよshiteruyo」なんてnante心kokoroとはtoha裏腹uraharaなna台詞serifu
『振fuられればいいのになぁrarerebaiinoninaa』本当hontouはha嫌iyaなna私watashiをwo消keしてしまいたいshiteshimaitai…
急kyuuにni風kazeがga止yaんだnda 胸騒munasawaぎをgiwo覚oboえたeta
静寂seijakuのno後atoにni夕立yuudachiがga訪otozuれたreta
雷kaminariにni驚odoroいてite落oとしたtoshita水mizu風船fuusen
弾hajiけてkete消kiえたeta 子供kodomoのようにnoyouni泣naいたita