飛とび散ちった赤あかい色いろ 幾度いくど、塗ぬり重かさねても
この乾かわき満みたされず 何なにも変かわらない侭まま
其それでも 其それでも 彼あの影かげを見みつめた
水面みなもから差さし込こむ 光ひかりの様ように遠とおくて
掴つかめることは無ないとしても
弱よわくて弱よわくて未まだ足たりなくて
藻掻もがけど届とどかない
呼吸こきゅうも侭ままならず生いきる理由りゆうが
其処そこにある限かぎり焦こがれるだろう
揺ゆらぐ暗澹あんたんの世界せかいからずっと
這はい寄よる痛いたみも 些細ささいな出来事できごと
身体からだが仮令たとえ砕くだかれても
幸福こうふく纏まとった 愚おろかな獣けものに 無邪気むじゃきに踏ふみ躙にじられても
求もとめて求もとめて止やまないもの
振ふり向むく幻まぼろしに
逸はやりだす心臓しんぞうを抱かかえながら
忌いまわしいほどに夢見ゆめみてしまう
深ふかい闇やみの底そこ 瞳ひとみを閉とじた
こころと云いうものが在あるのならば
存在そんざいを見出みだされ 動うごきを始はじめたその時ときから(暗くらき深淵しんえんで)
願ねがうことなど…
弱よわくて弱よわくて未まだ足たりなくて
藻掻もがけど届とどかない
呼吸こきゅうも侭ままならぬ今日きょうの向むこうで
彼あの目めに逢あえたら…綺麗きれいだろう
揺ゆらぐ暗澹あんたんの世界せかいよりきっと
飛toびbi散chiったtta赤akaいi色iro 幾度ikudo、塗nuりri重kasaねてもnetemo
このkono乾kawaきki満miたされずtasarezu 何naniもmo変kaわらないwaranai侭mama
其soれでもredemo 其soれでもredemo 彼aのno影kageをwo見miつめたtsumeta
水面minamoからkara差saしshi込koむmu 光hikariのno様youにni遠tooくてkute
掴tsukaめることはmerukotoha無naいとしてもitoshitemo
弱yowaくてkute弱yowaくてkute未maだda足taりなくてrinakute
藻掻mogaけどkedo届todoかないkanai
呼吸kokyuuもmo侭mamaならずnarazu生iきるkiru理由riyuuがga
其処sokoにあるniaru限kagiりri焦koがれるだろうgarerudarou
揺yuらぐragu暗澹antanのno世界sekaiからずっとkarazutto
這haいi寄yoるru痛itaみもmimo 些細sasaiなna出来事dekigoto
身体karadaがga仮令tatoe砕kudaかれてもkaretemo
幸福koufuku纏matoったtta 愚oroかなkana獣kemonoにni 無邪気mujakiにni踏fuみmi躙nijiられてもraretemo
求motoめてmete求motoめてmete止yaまないものmanaimono
振fuりri向muくku幻maboroshiにni
逸hayaりだすridasu心臓shinzouをwo抱kakaえながらenagara
忌iまわしいほどにmawashiihodoni夢見yumemiてしまうteshimau
深fukaいi闇yamiのno底soko 瞳hitomiをwo閉toじたjita
こころとkokoroto云iうものがumonoga在aるのならばrunonaraba
存在sonzaiをwo見出midaされsare 動ugoきをkiwo始hajiめたそのmetasono時tokiからkara(暗kuraきki深淵shinenでde)
願negaうことなどukotonado…
弱yowaくてkute弱yowaくてkute未maだda足taりなくてrinakute
藻掻mogaけどkedo届todoかないkanai
呼吸kokyuuもmo侭mamaならぬnaranu今日kyouのno向muこうでkoude
彼aのno目meにni逢aえたらetara…綺麗kireiだろうdarou
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