月夜海水浴 歌詞 惑星アブノーマル ふりがな付

青あおの夜よるが近ちかづいた僕ぼくの右腕みぎうでは
拙まずい人質ひとじちを取とって 迷路めいろに迷まよい込こんだの
右みぎに抱かかえる無表情むひょうじょうの人間にんげん兵器へいき
哀あわれみを湛たたえて 静しずかに僕ぼくを見みつめるのだろう

最期さいごに言いうこと無ないのですか、と問とうたなら
涙なみだも浮うかべず、ただ、一度いちどだけ首くびを振ふる
遺書いしょ書かき、靴脱くつぬぎ、一歩いっぽ砂すなの上うえ踏ふみ出だせば
今更いまさら湧わき出いでる 君きみを抱だきたい衝動しょうどうが

夜よるの海うみに浸ひたした歪いびつな愛あい、永遠えいえんに成なれ
極きわめれば極きわめるほど腐くさっていく、ならば此処ここで止とまれ
君きみを想おもう此この気持きもち 僕ぼくごと捧ささげよう君きみに
一言ひとこと好すきだと言いえばこんなの止とめてあげるのに

采さいを振ふれよ、君きみに選えらばしてやるからさ
此処ここで死しぬか、未来永劫みらいえいごう僕ぼくを愛あいせ

語かたらず、自然しぜんに僕ぼくの両手りょうてを捕とらえたら、
冷つめたい二月にがつの漣さざなみへと後退あとずさる
慈愛じあいの溢あふれる月つきが君きみを照てらした時とき
今更いまさら湧わき出でる 生いきたいという衝動しょうどうが

夜よるの海うみに浸ひたした歪いびつな愛あい、永遠えいえんに成なれ
溶とけ出だした君きみの心こころを固かためて、玄関げんかんに飾かざろう
君きみを想おもう此この気持きもち 僕ぼくごと捧ささげよう君きみに
一言ひとこと好すきだと言いえばこんなの止とめてあげるのに

貴方あなたが死しを望のぞむなら、私わたし何時いつでも
此この命いのち、差さし上あげます!
それほど貴方あなたのことを愛あいして居います、心こころから
でもそんなこと言いわない、貴方あなたの気持きもちが冷さめてしまうから

夜よるの海うみに浸ひたした歪いびつな愛あい、永遠えいえんに成なれ
極きわめれば極きわめるほど腐くさっていく、ならば此処ここで止とまれ
貴方あなたの其その炎ほのおを弱よわくする私わたしの真実しんじつは
石いしで括くくり海うみに沈しずめれば良よいの 万事ばんじ解決かいけつさ

夜よるの海うみに浸ひたした歪いびつな愛あい、永遠えいえんに成なれ
溶とけ出だした君きみの心こころを固かためて、玄関げんかんに飾かざろう
君きみを想おもう此この気持きもち 僕ぼくごと捧ささげよう君きみに
一言ひとこと好すきだと言いえばこんなの止とめてあげるのに