泡沫 歌詞 浪川大輔 ふりがな付

咲さく花はな 移うつろう香かおりに
探さがした 昨日きのうの気配けはい

落おちる涙なみだ 数かぞえ 今いまは昔むかし

鮮あざやかな色いろ 指ゆびを遊あそばせた
その儚はかなさをつかむ様ように
誰だれも気付きづきはしない 消きえて行いくこと
うたかた 見みえ隠かくれする青あお

踊おどろう 舞まい散ちる年月ねんげつ
褪あせない 夢ゆめを追おいかけ

仄ほのめく影かげ やがて 強つよく深ふかく

波打なみうつ胸むねに 指ゆびを忍しのばせた
戸惑とまどいさえも捧ささげたくて
戻もどれはしない事ことを 知しるや知しらずや
つかの間ま 心こころは紅あかく燃もえ

打うち寄よせる 幾多いくたの物語ものがたり
歌声うたごえと 乱みだれる紙吹雪かみふぶき
宴うたげの向むこう 明日あしたは誘さそう
息いきを呑のむほどの輝かがやきを見みせて

ひとひら まぶたの裏うら すべり込こんだ 月明つきあかり

暁あかつきの中なか 君きみは走はしり出だした
その儚はかなさに抗あらがう様ように
かたくなな瞳ひとみは 美うつくしいほど
遠とおくまで 途切とぎれない光ひかり