満月の夜のこと 歌詞 トレスタ・マキュール(日岡なつみ),シェルシュ(福島亜美) SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語 ふりがな付

満月まんげつの夜よるのこと
雲くもがかる空そらに
遮さえぎられた光ひかりを
あなたは寂さびしそうに見みてた

きっと人ひとは「大切たいせつ」に
順番じゅんばんなどつけない
でも知しらず知しらずうちに
もう心こころでは決きめてる

触ふれた先さきが少すこしでも
暖あたたかい方ほうがいい
笑わらう声こえはいつだって
眩まぶしい方ほうが嬉うれしい

だから笑わらって

迎むかえに来きてくれたその日ひから
ぬくもりを形かたどって
眠ねむれない夜よるにひとつずつ
交換こうかんした約束やくそくへと
歌うたっていくの

辛つらい呼吸こきゅうを押おし込こめて
沈しずんでいくのを
震ふるえを隠かくせぬ手てで
あなたは大事だいじそうに抱だいた

きっと「私わたし」があるのは
愛あいされた証あかし
語かたられるその先さきに
わたしはもういなくていい

浮うかぶ影かげを少すこしだけ
羨うらやんでもみたり
笑わらう声こえといつまでも
生いきていてと願ねがうから

迎むかえに来きてくれたその日ひから
ぬくもりに寄より添そって
眠ねむれない夜よるにひとつだけ
言いえなかった約束やくそくへと
むかっていくの

満月まんげつの夜よるのこと
雲くもがかる空そらに
遮さえぎられた光ひかりを
あなたは寂さびしそうに見みてた