渚でクロス 歌詞 荒木由美子 ふりがな付

スクランブル交差点こうさてん
目めと目めが クロス
あの子こは向むきを変かえて
私わたしの背中せなかに腕うでをまわした

出来できすぎてるよ あまり
偶然ぐうぜん 同おなじマークのTシャツ

どこから来きたの 遠とおく 遠とおく
どこまで行いくの 遠とおく
そう聞きくところなんか意外いがいと可愛かわいい
坊ぼうやみたいね

はずむフリー・カンバセーション
会話かいわがクロス
今いますぐ海うみへ行いこうと
あの子こは突然とつぜん言いいだしたのさ

付つき合あい切きれないけど
天気てんきの加減かげんさ その気きになったよ

はるかな沖おきに 遠とおく 遠とおく
白しろいヨットが 遠とおく
小石こいしを力一杯ちからいっぱい二人ふたりで投なげれば
あの子この勝かちさ

夕陽ゆうひの中なか シルエット
口唇くちびる クロス
格好かっこつけた割わりに
真面目まじめなあの子こは震ふるえていたのさ

私わたしも柄がらにもなくやさしい気持きもちで
ひとみを閉とじたよ

親父おやじはいない 遠とおく 遠とおく
一人ひとりっ子こなのさ 遠とおく
渚なぎさを仔犬こいぬみたい駆かけてゆく二人ふたり
似にた者もの同志どうし