香かおりの強つよい 花はなは嫌きらいと
あなたは見みると 顔かおをそむけた
留守るすの間あいだに 部屋へやを片かたづけ
コップに差さした 真赤まっかなバラよ
私わたしの髪かみが息いきを止とめる
カラ カラ 心こころが空からまわりよ
張はり変かえてある 壁かべのポスター
あなた好ごのみの 水着みずぎの少女しょうじょ
笑顔えがおの後あと ぼやけて映うつる
写真しゃしんの海うみが 広ひろがりそうよ
髪かみ一筋ひとすじの傷きずが痛いたむ
そよ そよ この部屋へや余所余所よそよそしい
話はなす事ことなど 本当ほんとうはなくて
身仕度みじたくすませ 窓まどを開あければ
あなたから今いま 私わたしに向むかい
吹ふき抜ぬけてゆくのは 季節風きせつふう
黒髪くろかみ荒あらく とかしただけ
さら さら 今更いまさら 私わたしの恋こい
さら さら 今更いまさら 私わたしの恋こい
香kaoりのrino強tsuyoいi 花hanaはha嫌kiraいとito
あなたはanataha見miるとruto 顔kaoをそむけたwosomuketa
留守rusuのno間aidaにni 部屋heyaをwo片kataづけduke
コップkoppuにni差saしたshita 真赤makkaなnaバラbaraよyo
私watashiのno髪kamiがga息ikiをwo止toめるmeru
カラkara カラkara 心kokoroがga空karaまわりよmawariyo
張haりri変kaえてあるetearu 壁kabeのnoポスタposutaー
あなたanata好gonoみのmino 水着mizugiのno少女syoujo
笑顔egaoのno後ato ぼやけてboyakete映utsuるru
写真syashinのno海umiがga 広hiroがりそうよgarisouyo
髪kami一筋hitosujiのno傷kizuがga痛itaむmu
そよsoyo そよsoyo このkono部屋heya余所余所yosoyosoしいshii
話hanaすsu事kotoなどnado 本当hontouはなくてhanakute
身仕度mijitakuすませsumase 窓madoをwo開aければkereba
あなたからanatakara今ima 私watashiにni向mukaいi
吹fuきki抜nuけてゆくのはketeyukunoha 季節風kisetsufuu
黒髪kurokami荒araくku とかしただけtokashitadake
さらsara さらsara 今更imasara 私watashiのno恋koi
さらsara さらsara 今更imasara 私watashiのno恋koi