いつかのボール 歌詞 間慎太郎 ふりがな付

誰だれもいない朝あさの公園こうえん
昨日きのうのボール転ころがっていた
駆かけ出だした少年しょうねんの日々ひび
今いまも見みつけられるかな?

陽ひが暮くれてベンチに座すわり
初はじめて覚おぼえた強つよがり
誰だれにも気付きづかれないように
涙なみだふいてから家いえに帰かえった

「走はしり続つづけること」って
強つよさだけじゃダメと知しった
優やさしさ弱よわさ痛いたみさえ
胸むねに刻きざみ言葉ことばじゃなく
その姿すがたが答こたえになる

あの頃ころより高たかい景色けしき
本当ほんとうの自分じぶんを知しりたくて
時ときに迷まよい見失みうしないながら
いつかのボール探さがしている

「果はてない夢ゆめを叶かなえる」って
たやすいことじゃないけれど
信しんじてまた明日あしたも生いきる
たまに疲つかれ折おれそうでも
その姿すがたが力ちからになる

「自分じぶんの人生みちをゆく」って
あなたの背中せなかから知しった
滲にじんだ汗あせも苦くるしみも
胸むねに刻きざみ言葉ことばじゃなく
その姿すがたが答こたえになる
目めを背そむけずに生いきてゆく
誰だれよりも星ほしに願ねがう