Slow Down 歌詞 新谷良子 ふりがな付

わすれものをとりに
なんどもどってもかまわないよ
あたしが不機嫌ふきげんなのはそんな理由りゆうじゃないの
女おんなの子このやきもち たまにはスパイスだけど
いつも気きが休やすまらない それって誰だれのせいなの?

ヘルメット投なげた 指ゆびがつめたい
ほろにがくてわざとぎゅっと
いつもの背中せなか抱だきついた

真夜中まよなかSlow Down あっけないくらい
空あいてるみちでも 君きみは安全あんぜん運転うんてん
真夜中まよなかSlow Down このままどこかへねえ
いっしょにいきたい
だけど君きみは 忙いそがしい?

流ながれる景色けしき 急きゅうに不自然ふしぜんにゆるやかになって
肩越かたごしのぞきこめば ふかしては 困こまり顔がお
まさかこんなところで 走はしり出だせなくなるなんて
ぐずってるエンジンは あたしの気持きもち見透みすかした

どこまでもつづく大通おおどおり
ゆくあてのないふたりきりの
ちょっとした旅たびがはじまる

突然とつぜんSlow Down しきりに謝あやまる君きみ
さっきまでの強つよい風かぜが嘘うそのよう
突然とつぜんSlow Down わざと怒おこったふりした
にらめっこみたい
夜空そらにひびく笑わらい声ごえ

遠とおく煙けむるガスステーション
おでこに汗あせかいて
「あたしに手伝てつだわせて」
うわ、重おもたい
男おとこの子こって大変たいへんなのね

突然とつぜんSlow Down 不謹慎ふきんしんワクワクする
「だいじょうぶだよ」と明あかるい声こえを出だすの
突然とつぜんSlow Down
「これが初はつデートだったら、最悪さいあくだよね」
「ううん…あたしはそうでもないかな」

君きみとなら平気へいきなの
ゆっくりいこう 急いそがずに
まだ夜よるは 明あけないから