蕾 歌詞 小林太郎 ふりがな付

誰だれかに聴きこえるほどの声こえで私語ささやいた
愛あいがなにかとかそんな話はなしは横よこに置おいといた
拙つたない手段しゅだんでとりあえず君きみを抱だいた
心こころから溢あふれ出でた言葉ことばは全すべて零こぼした

ガサツに包つつみ込こんだものだから傷いたんでしまった
その小ちいさな蕾つぼみを今いま 両手りょうてに浮うかべてみる

飛とび出だしてみたい 君きみとなら
後悔こうかいし放題ほうだい 泣なき笑わらい
でもいいじゃないの それこそが
僕ぼくが強請ねだった世界せかい

心こころと心こころで話はなし合あうことを恐おそれた
小ちいさくて弱よわい自分じぶんの姿すがたは見みられたくなかった

それでもいつかは自分じぶんなりの言葉ことばで
その小ちいさな蕾つぼみだけを守まもっていければいい

弱点じゃくてんばっかで嫌いやになる
救すくいの手てなんてありゃしない
まぁいいじゃない 君きみと2人ふたり
人生じんせいを分わけ合あう世界せかい

頼たよりなくそれでも陽ひを探さがして 笑わらっていた
あの小ちいさな蕾つぼみこそが まさに君きみだと識しる

100点てんばっかじゃ嫌いやになる
救すくいの手てを拒こばんできた
もういいじゃないの 強つよがりは
ここに置おいていこう

飛とび出だしてみたい 君きみとなら
後悔こうかいし放題ほうだい 泣なき笑わらい
でもいいじゃないの それこそが
僕ぼくが強請ねだった世界せかい

だからいいじゃない 君きみと2人ふたり
人生じんせいを分わけ合あう世界せかい