ガレキの楽園 歌詞 新居昭乃 ふりがな付

君きみはみつめている
こわれた屋根やねに上のぼって
この街まちのすべてを
それから僕ぼくのすべてを
好すきなものはきれいな色いろの時計とけい
君きみのためなら手てにいれるよ
どんなことしても

僕ぼくは戦たたかう
形かたちのないものと
君きみのためだけ戦たたかう

工場こうじょうの煙けむりもガレキも味方みかたなのに
人ひとの思惑しわくから逃にげられない君きみの気持きもち
同おなじ夢ゆめを見みたね
君きみが呼よんでた
どの時計とけいよりきれいな
魚さかなが光ひかる海うみで

僕ぼくの心こころに浮うかぶ雲くものように
君きみは静しずかに眠ねむってる 無垢むくなまま

その未来みらい半分はんぶんをくれるのなら
灰色はいいろのやせた絶望ぜつぼうが遠とおく遠とおくなるよ

僕ぼくは戦たたかう
形かたちのないものと
君きみのためだけ戦たたかうよ
そして誰だれも知しらない楽園らくえんの海うみに
いつか行いこうね ふたりで
ふたりきりで