やさしさなんていらない 歌詞 河合その子 ふりがな付

冬ふゆの海辺うみべに打うち寄よせる
真赤まっかな夕陽ゆうひの花束はなたば
砂すなに消きえて
まるで群むれにはぐれかけた
かもめみたいに
私わたしはひとりきり

昨日きのうの電話でんわ
受話器じゅわきの中なか
子供こどもを叱しかる
声こえがした

やさしくなんて
してくれなくてもいい
もういちど
ああ 今いますぐに会あいたい
あなたを好すきになっては
いけないこと
わかっていても
波なみは寄よせる

わざとわがまま言いうたび
叱しかってくれないあなたの
距離きょりを知しった

待まってるだけの
切せつない恋こい
胸むねの痛いたみが
深ふかくなる

やさしくなんて
してくれなくてもいい
お願ねがい
もう 私わたしを傷きずつけて
あなたと次つぎの約束やくそく
できないこと
わかっていても
波なみは寄よせる

やさしくなんて
してくれなくてもいい
もういちど
ああ 今いますぐに会あいたい
あなたを好すきになっては
いけないこと
わかっていても
波なみは寄よせる

まるで群むれにはぐれかけた
かもめみたいに
私わたしはひとりきり