ひとときの未来 歌詞 河合その子 ふりがな付

受話器じゅわきの向むこう側がわ
きまずい顔かおが浮うかぶ
隠かくさずに話はなして
取とり乱みだしたりはしないから

誰だれよりも確たしかに
その胸むねの片隅かたすみ
静しずかにさまよいたいだけ

あなたのそばにいられるなら
他ほかに何なにもいらない
ひとときの未来みらいでもいいの
全すべてを捨すてて駆かけてゆく

初はじめはいたずらに
傷きずつくのが怖こわくて
わざと距離きょりをおいて
気きのない素振そぶりをしていたの

あやふやな心こころの
行いく先さきを探さがせば
淋さびしさ増ふえてゆくけれど

自分じぶんでも気きづかないうちに
体からだごと魅ひかれてた
あなたはきっと悪わるい男性ひとね
それでも愛あいは消けせなくて…

あなたのそばにいられるなら
他ほかに何なにもいらない
ひとときの未来みらいでもいいの
全すべてを捨すてて駆かけてゆく