吹ふきぬけた夏なつの風かぜ
素足すあしに踏ふむ草原そうげん
汗あせばむ額ひたい まどろみ
遠とおいあの正午まひる
彼方かなたへとさらわれた
焼やけた麦藁帽子むぎわらぼうし
白しろいリボンをなびかせ
やがて蝶ちょうになる
追おいかけるあなたは少年しょうねんの瞳ひとみ
陽炎かげろうの中なか もどらない季節きせつ
あの日ひからあなたを見失みうしなったままで
頼たよりない夏服なつふくの肩かたをひとり抱だいてる
あの日ひから私わたしは永遠えいえんの迷まよい子ご
八月はちがつの少年しょうねんは消きえていった
パノラマの雲くもの下した
夏なつの鼓動こどうは早はやく
空そらを叩たたけよ ひまわり
町まちをふるわせて
一瞬いっしゅんにかすめ飛とぶ
青あおい翼つばさの陰かげに
少女しょうじょの時代ときの終おわりを
何故なぜ 予感よかんしたの
自転車じてんしゃを覚おぼえて自慢気じまんげなあなた
陽炎かぎろいの中なか 失うしなった季節きせつ
あの日ひからあなたは振ふり向むくこともなく
新あたらしい季節きせつ毎ごと 違ちがう遊あそび覚おぼえて
あの日ひから私わたしも歩あるき出だしていたの
止とまらない日時計ひどけいのまわる小道こみち
あの日ひからあなたは振ふり向むくこともなく
新あたらしい季節きせつ毎ごと 違ちがう遊あそび覚おぼえて
あの日ひからふたりはどこかへ向むかってる
止とまらない日時計ひどけいが大人おとなにする
吹fuきぬけたkinuketa夏natsuのno風kaze
素足suashiにni踏fuむmu草原sougen
汗aseばむbamu額hitai まどろみmadoromi
遠tooいあのiano正午mahiru
彼方kanataへとさらわれたhetosarawareta
焼yaけたketa麦藁帽子mugiwaraboushi
白shiroいiリボンribonをなびかせwonabikase
やがてyagate蝶chouになるninaru
追oいかけるあなたはikakeruanataha少年syounenのno瞳hitomi
陽炎kagerouのno中naka もどらないmodoranai季節kisetsu
あのano日hiからあなたをkaraanatawo見失miushinaったままでttamamade
頼tayoりないrinai夏服natsufukuのno肩kataをひとりwohitori抱daいてるiteru
あのano日hiからkara私watashiはha永遠eienのno迷mayoいi子go
八月hachigatsuのno少年syounenはha消kiえていったeteitta
パノラマpanoramaのno雲kumoのno下shita
夏natsuのno鼓動kodouはha早hayaくku
空soraをwo叩tataけよkeyo ひまわりhimawari
町machiをふるわせてwofuruwasete
一瞬issyunにかすめnikasume飛toぶbu
青aoいi翼tsubasaのno陰kageにni
少女syoujoのno時代tokiのno終oわりをwariwo
何故naze 予感yokanしたのshitano
自転車jitensyaをwo覚oboえてete自慢気jimangeなあなたnaanata
陽炎kagiroiのno中naka 失ushinaったtta季節kisetsu
あのano日hiからあなたはkaraanataha振fuりri向muくこともなくkukotomonaku
新ataraしいshii季節kisetsu毎goto 違chigaうu遊asoびbi覚oboえてete
あのano日hiからkara私watashiもmo歩aruきki出daしていたのshiteitano
止toまらないmaranai日時計hidokeiのまわるnomawaru小道komichi
あのano日hiからあなたはkaraanataha振fuりri向muくこともなくkukotomonaku
新ataraしいshii季節kisetsu毎goto 違chigaうu遊asoびbi覚oboえてete
あのano日hiからふたりはどこかへkarafutarihadokokahe向muかってるkatteru
止toまらないmaranai日時計hidokeiがga大人otonaにするnisuru