よみ:film
film 歌詞
-
MAGIC OF LiFE
- 2012.12.4 リリース
- 作詞
- 高津戸信幸
- 作曲
- 高津戸信幸
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深ふかく 深ふかく 瞼マブタを落おとす
すると 暗闇くらやみに一人ひとり椅子いすに座すわる 僕ぼく
カタカタ… フィルムの回まわる音おとが聞きこえて
画面がめんが一ひとつ浮うかび上あがる
『ようこそ』…聞きき覚おぼえのある声こえ『ほら…いくよ』
今いまから60年前ねんまえ 雪ゆきの絶たえない国くにだった
僕ぼくはトナカイにまたがり 君きみは 背中せなかに顔かおうずめて
白銀しろがねの渦うず 凍こごえ滅ほろびた街まちを突つき抜ぬけた
『私わたしが悪わるいの…』…僕ぼくは聞きき取とれず
雪ゆきに埋うもれた森もりの中なかの 水面みなもに映うつる星屑ほしくずは
『二人ふたりの秘密ひみつの場所ばしょね』って肌はだの白しろい君きみは笑わらうの
ほんの小ちいさな物語ものがたりの フィルムをゆっくり回まわすと
君きみはまだ 僕ぼくのポケットで手てを握にぎってる
ほんの小ちいさな物語ものがたりの フィルムをゆっくり回まわすと
夜汽車よぎしゃ 君きみを迎むかえに
汽笛きてきを鳴ならし…告つげていた。
空そらを覆おおう綿雪わたゆきが 汽車きしゃのライトに照てらされて
まるで 星ほしが落おちてきたみたい
泣なき声ごえで…『ごめんね』
君きみが 突然とつぜん現あらわれたのは 初はじめて雪ゆきが降ふった夜よる
ポッカリ空あいたこの空間くうかんで 君きみと出会であったの
それから 雪ゆきは絶たえず降ぶり
白銀はくぎんの世界せかいに変かわり果はてたの
水面みなもに映うつる星ほしを見みて いつも…淋さびしそうに
ほんの一瞬いっしゅん 君きみが見みせた涙なみだ
その時とき その意味いみわからず
君きみは 僕ぼくのポケットに手てを入いれ…手てを握にぎったの
ほんの小ちいさな物語ものがたりの フィルムをゆっくり回まわすと
君きみはまだ僕ぼくのポケットで手てを握にぎってる
ほんの一瞬いっしゅん 君きみが見みせた涙なみだ
それ見みて 強つよく抱だきしめた
『謝あやまらないでよ、ずるいよ…どこもいかないでよ』
君きみは そっと僕ぼくをはらい 夜汽車よぎしゃに乗のり 空そらへむかう
でも 僕ぼくは君きみを見みれず…下したを向むいたまま
水面みなもに映うつる君きみは 大おおきく手てを振ふっていたの
しだいに雪ゆきは止やみ始はじめて 泣なき声ごえで…『ごめんね』
なにもできなくて…
すると 暗闇くらやみに一人ひとり椅子いすに座すわる 僕ぼく
カタカタ… フィルムの回まわる音おとが聞きこえて
画面がめんが一ひとつ浮うかび上あがる
『ようこそ』…聞きき覚おぼえのある声こえ『ほら…いくよ』
今いまから60年前ねんまえ 雪ゆきの絶たえない国くにだった
僕ぼくはトナカイにまたがり 君きみは 背中せなかに顔かおうずめて
白銀しろがねの渦うず 凍こごえ滅ほろびた街まちを突つき抜ぬけた
『私わたしが悪わるいの…』…僕ぼくは聞きき取とれず
雪ゆきに埋うもれた森もりの中なかの 水面みなもに映うつる星屑ほしくずは
『二人ふたりの秘密ひみつの場所ばしょね』って肌はだの白しろい君きみは笑わらうの
ほんの小ちいさな物語ものがたりの フィルムをゆっくり回まわすと
君きみはまだ 僕ぼくのポケットで手てを握にぎってる
ほんの小ちいさな物語ものがたりの フィルムをゆっくり回まわすと
夜汽車よぎしゃ 君きみを迎むかえに
汽笛きてきを鳴ならし…告つげていた。
空そらを覆おおう綿雪わたゆきが 汽車きしゃのライトに照てらされて
まるで 星ほしが落おちてきたみたい
泣なき声ごえで…『ごめんね』
君きみが 突然とつぜん現あらわれたのは 初はじめて雪ゆきが降ふった夜よる
ポッカリ空あいたこの空間くうかんで 君きみと出会であったの
それから 雪ゆきは絶たえず降ぶり
白銀はくぎんの世界せかいに変かわり果はてたの
水面みなもに映うつる星ほしを見みて いつも…淋さびしそうに
ほんの一瞬いっしゅん 君きみが見みせた涙なみだ
その時とき その意味いみわからず
君きみは 僕ぼくのポケットに手てを入いれ…手てを握にぎったの
ほんの小ちいさな物語ものがたりの フィルムをゆっくり回まわすと
君きみはまだ僕ぼくのポケットで手てを握にぎってる
ほんの一瞬いっしゅん 君きみが見みせた涙なみだ
それ見みて 強つよく抱だきしめた
『謝あやまらないでよ、ずるいよ…どこもいかないでよ』
君きみは そっと僕ぼくをはらい 夜汽車よぎしゃに乗のり 空そらへむかう
でも 僕ぼくは君きみを見みれず…下したを向むいたまま
水面みなもに映うつる君きみは 大おおきく手てを振ふっていたの
しだいに雪ゆきは止やみ始はじめて 泣なき声ごえで…『ごめんね』
なにもできなくて…