死しを司つかさどる この国くにへ
樹きは根ねを伸のばし 永劫えいごうより
魂たましいを汲くみ上あげる
一縷いちるの光ひかりも果はてる
嗚呼ああ、霧きりの奥おく 蠢うごめくは
冥府めいふの使徒しとよ 死しの使つかいよ
凍こおり付つく川面かわもより
無数むすうの死者ししゃの歌声うたごえ
此処ここへ 堕おちるがいい
その光ひかりを寄越よこせ
我われと 歌うたうがいい
霧きりの葬送曲れくいえむを
あの蛇へびたちがやって来くる
泉いずみを這はい出だして此処ここまで
黄昏たそがれが近ちかづいた
神々かみがみを嘲笑あざわらいに
星ほしよ、堕おちるがいい
また喰くわれてしまえ
闇やみよ 満みちるがいい
古ふるき予言よげんの様ように
蛇へびよ、血ちを啜すすれ
狼おおかみは来きたれり
我われと 朽くちるがいい
霧きりの葬送曲れくいえむと
此処ここはあまりにも昏くらく
すべてが盲めしいた世界せかい
神かみを呪のろう者ものたちよ
闘たたかいの刻ときよ
来きたれ
此処ここへ 堕おちるがいい
その光ひかりを寄越よこせ
我われと 歌うたうがいい
霧きりの葬送曲れくいえむを
蛇へびよ、血ちを啜すすれ
狼おおかみは来きたれり
我われと 朽くちるがいい
霧きりの葬送曲れくいえむと
死shiをwo司tsukasadoるru このkono国kuniへhe
樹kiはha根neをwo伸noばしbashi 永劫eigouよりyori
魂tamashiiをwo汲kuみmi上aげるgeru
一縷ichiruのno光hikariもmo果haてるteru
嗚呼aa、霧kiriのno奥oku 蠢ugomeくはkuha
冥府meifuのno使徒shitoよyo 死shiのno使tsukaいよiyo
凍kooりri付tsuくku川面kawamoよりyori
無数musuuのno死者shisyaのno歌声utagoe
此処kokoへhe 堕oちるがいいchirugaii
そのsono光hikariをwo寄越yokoせse
我wareとto 歌utaうがいいugaii
霧kiriのno葬送曲rekuiemuをwo
あのano蛇hebiたちがやってtachigayatte来kuるru
泉izumiをwo這haいi出daしてshite此処kokoまでmade
黄昏tasogareがga近chikaづいたduita
神々kamigamiをwo嘲笑azawaraいにini
星hoshiよyo、堕oちるがいいchirugaii
またmata喰kuわれてしまえwareteshimae
闇yamiよyo 満miちるがいいchirugaii
古furuきki予言yogenのno様youにni
蛇hebiよyo、血chiをwo啜susuれre
狼ookamiはha来kitaれりreri
我wareとto 朽kuちるがいいchirugaii
霧kiriのno葬送曲rekuiemuとto
此処kokoはあまりにもhaamarinimo昏kuraくku
すべてがsubetega盲meshiいたita世界sekai
神kamiをwo呪noroうu者monoたちよtachiyo
闘tatakaいのino刻tokiよyo
来kiたれtare
此処kokoへhe 堕oちるがいいchirugaii
そのsono光hikariをwo寄越yokoせse
我wareとto 歌utaうがいいugaii
霧kiriのno葬送曲rekuiemuをwo
蛇hebiよyo、血chiをwo啜susuれre
狼ookamiはha来kitaれりreri
我wareとto 朽kuちるがいいchirugaii
霧kiriのno葬送曲rekuiemuとto