追憶 歌詞 竹井詩織里 ふりがな付

窓まどの外そとは今日きょうも同おなじ
軋きしむレール、ゆるいリズム
海うみが線路せんろに近ちかづき 雲くもから
日ひが射さし 空そらとぼやける

ユラリ揺ゆれ 触ふれた指ゆび
離はなさぬように 強つよく握にぎった
変かわっていく季節きせつに 途方とほうに暮くれて

君きみの口くちからもっと聞きかせて好すきなんだと
口癖くちぐせみたいせがんだ その言葉ことばのかけら 心こころで光ひかる
今いまはどうしているのか 知しりもしないけれど
どんな恋こいをしても ふいに君きみを思おもうだろう

フワリ揺ゆれ 切せつなくて
離はなれるように その手てを振ふった
変かわっていく季節きせつは ただ流ながされて

二人ふたり通とおった店みせはあの日ひのすがたのまま
こぼした愚痴ぐちにも応こたえてくれた君きみ どこにもいないけど
時々ときどきおかしいほど 鮮あざやかな幻まぼろしで
どんな恋こいをしても ふいに君きみを思おもうだろう
窓まどの外そとは明日あしたも同おなじ 景色けしき見みえるだろう