Precious 歌詞 坂本美雨 ふりがな付

真夜中まよなかの 高鳴たかなり 午前ごぜん2時じ
手ての平ひらに 何度なんども書かいては 消きえる文字もじ

なにげない 言葉ことばも
あなたから 届とどけば
星ほしたちが またたき 踊おどり出だす

寂さびしさ 埋うめるため
世界せかいは 増ふやすことばかりに溺おぼれた
この手てに 大切たいせつなものたち すべてを
集あつめても 指ゆびの隙間すきまから こぼれてく
終おわりまで 抱だきしめているのは ただひとつ

そばにいて 心こころは叫さけび出だす
浮うき雲ぐものぼくらを どうかつなぎとめて

孤独こどくを おそれては
世界せかいは つながることばかり覚おぼえた
この手てで守まもるものを探さがしていても
ポケットの中なかで 消きえないあたたかさは
限かぎりある あなたとの時間ときただひとつだけ

夜明よあけ前まえの公園こうえんで
Time 止とまることない針はりと
ああ ふたり眺ながめた空そらも
そう 姿すがたを変かえて

世界せかいはつながることばかり覚おぼえた
この手てで守まもるものを探さがしていても
ポケットの中なかで 消きえないあたたかさは
限かぎりあるあなたとの時間ときただひとつだけ

大切たいせつなものたちすべてを
限かぎりあるあなたとの時ときを
大切たいせつなものたちすべてを
抱だきしめているのはただひとつ