金星伝説 歌詞 南野陽子 ふりがな付

さよなら告つげる窓まど
影かげがひとつになる

あなたは幸しあわせに……
これでいいのね

きのうに戻もどらない
強つよさがほしいから
悲かなしみをください
愛あいのかわりに

かけ出だす耳みみに
あなたの声こえ 呼よぶようで
ナイフみたいな心こころがふっと
うるみます うるみます

気きづかなければよかった
あなたより たいせつなものに
傷きずついたこの世界せかいが
待まっている愛あいに

金星ヴィーナス燃もえる夜明よあけ
ため息いきは銀色ぎんいろ
自分じぶんで胸むねを抱だき
汽笛きてきを待まつの

季節きせつはずれの
コスモス咲さいて 散ちったなら
それはあなたに心こころを残のこす
私わたしです 私わたしです

女おんなの子こにも恋こいより
美うつくしい夢ゆめがある きっと
それを信しんじて こごえた
翼つばさひろげます

気きづかなければよかった
あなたより たいせつなものに
小ちいさないのち賭かけても
悔くいのない愛あいに