風の向こうへ 歌詞 野田順子 ふりがな付

淋さびしい気持きもちが 肩幅かたはばですれちがう
だけど 振ふり返かえっていちゃ明日あすはやってこない
街まちのざわめき 聞きこえないフリして
まだ見みえない未来みらいを 心こころに描えがいてる

世よの中なかのスピードに 乗のり遅おくれてもいいじゃない
すぐに追おい越こせるさ 自分じぶんを信しんじていれば

夢ゆめは果はてしなく広ひろがってゆく
立たち止どまっていられない
ためらいを脱ぬぎ捨すてて
風かぜの向むこうへ 走はしり出だそうよ

部屋へやの片隅かたすみ 鏡かがみを見みつめながら
今いまも変かわらない 僕ぼくの心こころ確たしかめてる
そっとかざした手てのひらをすり抜ぬけ
ほんの少すこしの勇気ゆうき 逃にげ出だしそうになる

過すぎ去さった思おもい出でに 後悔こうかいは似合にあわない
希望きぼうだけを胸むねに 抱だきしめていればいい

今いまは夢見ゆめみること忘わすれないで
もう泣ないてちゃいられない
きっと歩あるいてゆける
風かぜの向むこうへ 手てを伸のばそうよ

傷きずつけば傷きずつくほど 想おもいは強つよくなってゆく
きっとすぐ近ちかくに 輝かがやき始はじめてる

たとえ誰だれかが僕ぼくを笑わらっても
もう少すこしもこたえない
まわりなど気きにせずに
風かぜの向むこうへ 突つき進すすもうよ

夢ゆめは果はてしなく広ひろがってゆく
立たち止どまっていられない
ためらいを脱ぬぎ捨すてて
風かぜの向むこうへ 走はしり出だそうよ