翡翠のカヴィリエーレ 歌詞 ファンタズム:FES(榊原ゆい) ふりがな付

慈いつくしみ深ぶかき 罅ひび割われた闇やみに 幻影げんえいを掻かき消けすように
戒いましめの叫さけび 紫むらさきの祈いのり 薔薇ばらとなり咲さき乱みだれて

力尽ちからつきる旅人たびびと 瓦礫がれきの下した 朽くち果はて
光ひかりを求もとめ彷徨さまよう 誰だれもが望のぞんだ空そら 神かみに祈いのれば

終おわりなき物語ものがたりの静寂しじま 潜ひそむ抗あらがえる者もの 嘆なげきの調しらべ
誘いざなう術すべ 翡翠ひすいの眠ねむり目覚めざめ今いまは 鎖くさりに繋つながれた 囚とらわれの身みは
時ときが過すぎてゆくだけ 忍しのび寄よる足音あしおと 次第しだいに近ちかづく

荒あれ狂くるう波なみに 飲のみ込こまれてゆく 浅あさはかな野望やぼうは沈しずみ
戦たたかいの末すえに 語かたられる神話しんわ 棘とげとなり心こころを刺さす

傷きずは深ふかく刻きざまれ 黒くろき標しるし導みちびき
幻まぼろしの歌うた 讃たたえよ 真実しんじつ 望のぞめば今いま 神かみに背そむいて

蘇よみがえる目めに見みえない邪心じゃしん王おう 叫さけび許ゆるし請こう者もの 翡翠ひすいの鎖くさり
歪ゆがむ大地だいち響ひびけば 僕しもべ達たちの笑わらい 恍惚こうこつ 絡からみ合あい 縺もつれる予言よげん
月つきは堕おちて 孤独こどくに嘲笑あざわらう 宴うたげは今宵こよいも覚さめない

聖せいなる杯はいに捧ささげるための泉いずみ
身みを委ゆだねるとき 賛美さんびの月夜つきよ 大おおいなる意志いしを抱だいて

終おわりなき物語ものがたりの静寂しじま 潜ひそむ抗あらがえる者もの 嘆なげきの調しらべ
誘さそう術すべ 翡翠ひすいの眠ねむり目覚めざめ今いまは 鎖くさりに繋つながれた 囚とらわれの身みは
時ときが過すぎてゆくだけ 罪つみと罠わな 救すくいの祈いのりは届とどかず