よみ:しんじつのかいほう
真実の解放 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
「待まち望のぞんでいた解放かいほうの時とき。
久々ひさびさにみる仲間なかま達たちの顔かおは、少すこしやつれているようで。
けれど、変かわらずそこにあった――――今いまも」
「ねぇ、嬉うれしいのに不自然ふしぜんにしか笑顔えがおを作つくれないんだ」
魔女まじょに矯正きょうせいされた 紛まがいモノの表情ひょうじょう
ah...魔女まじょの毒どくは 歓喜かんきの波なみも抑制よくせいするほど深ふかく
痛いたましい爪痕つめあとは消きえないかもしれないけど
恐おそる恐おそる控ひかえめながら 喜よろこびを分わかち合あう子供達こどもたちは
鎖くさりを外はずし 手てを取とり合あい生せいを確たしかめるように
碧あおに染そまるセカイで 産声うぶごえをあげるは
狩かり尽つくされて失なくしていた新あらたなる絆きずな
血ちよりも色濃いろこい絆きずなが いつか生うまれていた
強つよく結むすばれた仲間なかま これからを紡つむぐ幻想げんそう――――
「羨うらやましいな、彼かれらが……」
「ルクセインは、自分じぶんの役目やくめは終おわったとばかりにその場ばを離はなれ、繋つなぎ
がれている黒くろ狼おおかみ達たちを解とき放はなった。
そしてそのまま一言ひとことの別わかれさえ告つげずに、単身たんしんで古城こじょうを後あとにする。
白夜びゃくやの果はてへの旅たび。大切たいせつな首飾くびかざりを強つよく握にぎりなおして……」
「ねぇ、二人ふたりだけで逃にげ出だしたのに僕ぼくらを責せめはしないの?」
徴しるしかな後うしろ暗ぐらさ その想おもいを吐露とろした
「ルーク、例たとえキミがそのままどこか遠とおくへ逃にげたとしても
多分たぶん誰一人だれひとりとしてその行為こういを咎とがめやしない」
「そうさ。ここで辛苦しんく共ともにした家族かぞくみたいなものだ。
だから今いまは自由じゆうより、また生いきて逢あえたことがただ嬉うれしいんだ」
ah...残響ざんきょう瞬またたく 夜よるが明あけようと今いま
白しろ霧きりはただ霧散むさんした 遠とお鐘かね鳴なり響ひびいて
空うつろな光ひかりは彼等かれらを 導みちびくようにただ
碧あおに染そまったセカイを 凛りんと照てらし始はじめていた
「喜よろこびに抱だき合あう仲間なかま達たち。
けれど、彼かれらの表情ひょうじょうが次第しだいに心配しんぱいげに曇くもっていって……」
「ルークと私わたしの顔色かおいろが悪わるい?ううん、きっと疲つかれてるだけ」
「体からだが冷つめたいって?そんなことはない……よな?」
「……ッ!」
「面白おもしろい見世物みせものだったわ」
囁ささやいたのは、確たしかに死しに絶たえていた暴虐ぼうぎゃくの魔女まじょ――――
「悠然ゆうぜんと立たつ魔女まじょによって語かたられる真実しんじつ。
ルークとミリアは、遊戯ゆうぎに耐たえきれずに
とっくの昔むかしに命いのちを落おとしている存在そんざいであるということ」
「私わたしの力ちからで動うごいているだけ。
イレモノが綺麗きれいだったから再利用さいりようしてみたの」
「そんな……」
「いや……いやっ……いやぁぁぁぁぁぁっ!」
死しの残響ざんきょう 魂たましいなき亡霊ぼうれいのような
ルークとミリアは仲間なかまとフランチェスカヘと向むけ
救すくいを請こうような視線しせんを刹那せつな残のこして ah...
それがあるべき姿すがたであったかのように その動うごきを止とめた
もう二度にどとは動うごかぬ二人ふたりの残骸ざんがい ah...
どんなに強つよく揺ゆすれど 瞳ひとみに光ひかりは戻もどらない
"愉悦ゆえつ"を"歓喜かんき"を隠かくさず 深紅しんくの魔女まじょは哂わらう
夜よるを抜ぬけることのない 哀あわれなるそのレギオンを――――
「可愛かわいいお人形にんぎょうさん。ぜーんぶ思おもい通どおりに動うごいてくれちゃって。
城しろから逃にげ出ださせたのも、いずれは取とり残のこされたお友達ともだちを助たすけに
戻もどるようにと思考しこうを巡めぐらせたのも、みーんな私わたしの掌てのひらの上うえ。
思おもっていた以上いじょうに楽たのしめたわ」
「それは、少年達しょうねんたちの絶望ぜつぼうする表情ひょうじょうを見みたいがための新あたらしい遊戯ゆうぎ。
ルークとミリアは、まるで電源でんげんが切きれてしまったかのように動うごきを止とめ、
もう二度にどと動うごくことはなかった……」
「残のこされた少年達しょうねんたちはこれ以上いじょうないであろう絶望ぜつぼうに突つき落おとされる。
そんな中なかで、フランチェスカは狂くるったように兄あにの姿すがたを探さがし続つづけていて……。
魔女まじょはそれに気きづき、何気なにげない風かぜに告つげる」
「あんたの探さがしてる大好だいすきなお兄にいちゃんも、
もうとっくに死しんでここにはいないよ――――」
久々ひさびさにみる仲間なかま達たちの顔かおは、少すこしやつれているようで。
けれど、変かわらずそこにあった――――今いまも」
「ねぇ、嬉うれしいのに不自然ふしぜんにしか笑顔えがおを作つくれないんだ」
魔女まじょに矯正きょうせいされた 紛まがいモノの表情ひょうじょう
ah...魔女まじょの毒どくは 歓喜かんきの波なみも抑制よくせいするほど深ふかく
痛いたましい爪痕つめあとは消きえないかもしれないけど
恐おそる恐おそる控ひかえめながら 喜よろこびを分わかち合あう子供達こどもたちは
鎖くさりを外はずし 手てを取とり合あい生せいを確たしかめるように
碧あおに染そまるセカイで 産声うぶごえをあげるは
狩かり尽つくされて失なくしていた新あらたなる絆きずな
血ちよりも色濃いろこい絆きずなが いつか生うまれていた
強つよく結むすばれた仲間なかま これからを紡つむぐ幻想げんそう――――
「羨うらやましいな、彼かれらが……」
「ルクセインは、自分じぶんの役目やくめは終おわったとばかりにその場ばを離はなれ、繋つなぎ
がれている黒くろ狼おおかみ達たちを解とき放はなった。
そしてそのまま一言ひとことの別わかれさえ告つげずに、単身たんしんで古城こじょうを後あとにする。
白夜びゃくやの果はてへの旅たび。大切たいせつな首飾くびかざりを強つよく握にぎりなおして……」
「ねぇ、二人ふたりだけで逃にげ出だしたのに僕ぼくらを責せめはしないの?」
徴しるしかな後うしろ暗ぐらさ その想おもいを吐露とろした
「ルーク、例たとえキミがそのままどこか遠とおくへ逃にげたとしても
多分たぶん誰一人だれひとりとしてその行為こういを咎とがめやしない」
「そうさ。ここで辛苦しんく共ともにした家族かぞくみたいなものだ。
だから今いまは自由じゆうより、また生いきて逢あえたことがただ嬉うれしいんだ」
ah...残響ざんきょう瞬またたく 夜よるが明あけようと今いま
白しろ霧きりはただ霧散むさんした 遠とお鐘かね鳴なり響ひびいて
空うつろな光ひかりは彼等かれらを 導みちびくようにただ
碧あおに染そまったセカイを 凛りんと照てらし始はじめていた
「喜よろこびに抱だき合あう仲間なかま達たち。
けれど、彼かれらの表情ひょうじょうが次第しだいに心配しんぱいげに曇くもっていって……」
「ルークと私わたしの顔色かおいろが悪わるい?ううん、きっと疲つかれてるだけ」
「体からだが冷つめたいって?そんなことはない……よな?」
「……ッ!」
「面白おもしろい見世物みせものだったわ」
囁ささやいたのは、確たしかに死しに絶たえていた暴虐ぼうぎゃくの魔女まじょ――――
「悠然ゆうぜんと立たつ魔女まじょによって語かたられる真実しんじつ。
ルークとミリアは、遊戯ゆうぎに耐たえきれずに
とっくの昔むかしに命いのちを落おとしている存在そんざいであるということ」
「私わたしの力ちからで動うごいているだけ。
イレモノが綺麗きれいだったから再利用さいりようしてみたの」
「そんな……」
「いや……いやっ……いやぁぁぁぁぁぁっ!」
死しの残響ざんきょう 魂たましいなき亡霊ぼうれいのような
ルークとミリアは仲間なかまとフランチェスカヘと向むけ
救すくいを請こうような視線しせんを刹那せつな残のこして ah...
それがあるべき姿すがたであったかのように その動うごきを止とめた
もう二度にどとは動うごかぬ二人ふたりの残骸ざんがい ah...
どんなに強つよく揺ゆすれど 瞳ひとみに光ひかりは戻もどらない
"愉悦ゆえつ"を"歓喜かんき"を隠かくさず 深紅しんくの魔女まじょは哂わらう
夜よるを抜ぬけることのない 哀あわれなるそのレギオンを――――
「可愛かわいいお人形にんぎょうさん。ぜーんぶ思おもい通どおりに動うごいてくれちゃって。
城しろから逃にげ出ださせたのも、いずれは取とり残のこされたお友達ともだちを助たすけに
戻もどるようにと思考しこうを巡めぐらせたのも、みーんな私わたしの掌てのひらの上うえ。
思おもっていた以上いじょうに楽たのしめたわ」
「それは、少年達しょうねんたちの絶望ぜつぼうする表情ひょうじょうを見みたいがための新あたらしい遊戯ゆうぎ。
ルークとミリアは、まるで電源でんげんが切きれてしまったかのように動うごきを止とめ、
もう二度にどと動うごくことはなかった……」
「残のこされた少年達しょうねんたちはこれ以上いじょうないであろう絶望ぜつぼうに突つき落おとされる。
そんな中なかで、フランチェスカは狂くるったように兄あにの姿すがたを探さがし続つづけていて……。
魔女まじょはそれに気きづき、何気なにげない風かぜに告つげる」
「あんたの探さがしてる大好だいすきなお兄にいちゃんも、
もうとっくに死しんでここにはいないよ――――」