みれん橋もどり川 歌詞 藤田まこと,天童よしみ ふりがな付

ひと花はな咲さかせに あんたとふたり
浪花なにわ出でてから 十年じゅうねん過すぎた
苦労くろうしがいが あったわね
天下晴てんかはれての ふるさと帰かえり
好すきおうて 惚ほれおうて
捨すてたこの街まち
おもいでの みれん橋はし もどり川がわ

ひび割われ湯呑ゆのみで 祝言しゅうげんあげて
間口まぐち五尺ごしゃくの 貧乏びんぼう所帯しょたい
愚痴ぐちも小言こごとも あったろに
辛抱しんぼうしてこそ 女房にょうぼうやないの
連つれそうて 寄よりそうて
あいあい傘かさで
耐たえて来きた なみだ雨あめ 憂うき世よ風かぜ

あの横丁よこちょうこの夜よ店みせ 肩かたよせ歩あるきゃ
水みずの都みやこに 灯あかりがともる
泣なけてきました 嬉うれしくて
これが夫婦ふうふの 合縁奇縁あいえんきえん
好すきおうて 惚ほれおうて
明日あしたもふたり
流ながれゆく みれん橋はし もどり川がわ