皆みな紅くれないの衣きぬを濡ぬらした 別わかれ路じの狭霧さぎり
手向たむけの花はなは白しろき山査子さんざし 冥めいき途とを逝いく
今いまも忘わすれぬ その声こえを聞きき定さだむむ 狂くるおしく爪つめを噛かみ砕くだいて
さざめく時ときの葉はは (色褪いろあせ) 叶かなわぬ恋こいに散ちる
(刹那せつなに) 二度にどとは逢あえぬ運命さだめと
煩わずらう胸むねを灼やき (明さやかに) 鮮あざやぐ紅あかい花はな (紊みだれて) 哀あわれなこの身みを嗤わらう
尽つきせぬ涙なみだ 渇かわく間まもなし 彼かの岸きしに紕ひい
加羅きゃらの香かおりに揺ゆれる顔かお 遠とおき夢ゆめに消きゆ
夢寐むびに戦慄わななく この腕うでを掻かき毟むしる 流ながれる血ちを呪のろい乍ながら
さざめく時ときの葉はは (色褪いろあせ) 叶かなわぬ恋こいに散ちる
(刹那せつなに) 二度にどとは逢あえぬ運命さだめと
煩わずらう胸むねに咲さき (明さやかに) 鮮あざやぐ紅あかい花はな (紊みだれて) 哀あわれなこの身みを嗤わらう
皆みな紅くれないの衣きぬに映うつろう 在ありし日ひの姿すがた
亡なき人ひとの影かげ 空むなしく散ちりて 触ふれる事ことも無なく
さざめく時ときの葉はは (色褪いろあせ) 叶かなわぬ恋こいに散ちる
(刹那せつなに) 二度にどとは逢あえぬ運命さだめと
煩わずらう胸むねを裂さき (明さやかに) 鮮あざやぐ紅あかい花はな (紊みだれて)
哀あわれなこの身みを嗤わらう やがてこの身みを枯からすまで
皆mina紅kurenaiのno衣kinuをwo濡nuらしたrashita 別wakaれre路jiのno狭霧sagiri
手向tamuけのkeno花hanaはha白shiroきki山査子sanzashi 冥meiきki途toをwo逝iくku
今imaもmo忘wasuれぬrenu そのsono声koeをwo聞kiきki定sadamuむmu 狂kuruおしくoshiku爪tsumeをwo噛kaみmi砕kudaいてite
さざめくsazameku時tokiのno葉haはha (色褪iroaせse) 叶kanaわぬwanu恋koiにni散chiるru
(刹那setsunaにni) 二度nidoとはtoha逢aえぬenu運命sadameとto
煩wazuraうu胸muneをwo灼yaきki (明sayaかにkani) 鮮azaやぐyagu紅akaいi花hana (紊midaれてrete) 哀awaれなこのrenakono身miをwo嗤waraうu
尽tsuきせぬkisenu涙namida 渇kawaくku間maもなしmonashi 彼kaのno岸kishiにni紕hiいi
加羅kyaraのno香kaoりにrini揺yuれるreru顔kao 遠tooきki夢yumeにni消kiゆyu
夢寐mubiにni戦慄wananaくku このkono腕udeをwo掻kaきki毟mushiるru 流nagaれるreru血chiをwo呪noroいi乍nagaらra
さざめくsazameku時tokiのno葉haはha (色褪iroaせse) 叶kanaわぬwanu恋koiにni散chiるru
(刹那setsunaにni) 二度nidoとはtoha逢aえぬenu運命sadameとto
煩wazuraうu胸muneにni咲saきki (明sayaかにkani) 鮮azaやぐyagu紅akaいi花hana (紊midaれてrete) 哀awaれなこのrenakono身miをwo嗤waraうu
皆mina紅kurenaiのno衣kinuにni映utsuろうrou 在aりしrishi日hiのno姿sugata
亡naきki人hitoのno影kage 空munaしくshiku散chiりてrite 触fuれるreru事kotoもmo無naくku
さざめくsazameku時tokiのno葉haはha (色褪iroaせse) 叶kanaわぬwanu恋koiにni散chiるru
(刹那setsunaにni) 二度nidoとはtoha逢aえぬenu運命sadameとto
煩wazuraうu胸muneをwo裂saきki (明sayaかにkani) 鮮azaやぐyagu紅akaいi花hana (紊midaれてrete)
哀awaれなこのrenakono身miをwo嗤waraうu やがてこのyagatekono身miをwo枯kaらすまでrasumade