よみ:くみきょく「きしぼじん」~きこく
組曲「鬼子母神」~鬼哭 歌詞
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吹ふき増まさりし 風かぜが 裸形らぎょうを つと 包つつむ
開あかぬ方ほうの 眼めには 逢あえぬ 貌かおが 浮ういて消きえる
何故なぜに 終おわらぬ 唄うたよ
此この 忌いまふ 山やまに 謂いう可べき 事ことはない故から
恚うつくみを 血ちの涙なみだに 代かえる
嗚呼ああ 此この 嘆なげきを 籠こめて
嗚呼ああ 血ちも涙なみだも 涸からぶ
嗚呼ああ 彼かの命いのちに 意味いみよ 有あらなと
風かぜに混まじる 音おとは 嘆なげく 鬼おにの 憂ゆう哭こく
赤あかん坊ぼうを 闕かいた 産衣うぶぎを抱だく 鬼おには何処いずこ
斯かかる 健気けなげな 花はなを
此この 忌いまふ 山やまに 封ふうずは 忍しのびない故から
血ちの涙なみだに 代かえる
嗚呼ああ 此この 嘆なげきを 籠こめて
嗚呼ああ 血ちも涙なみだも 涸からぶ
嗚呼ああ 其その命いのちで 道みちを照てらした 貴方あなたが
熄そく滅めつを 血ちの涙なみだで 願ねがう
嗚呼ああ 彼かの 戯ざれ句くを 止とめて
嗚呼ああ 迷まよいもせず 迷まよえ
嗚呼ああ 此この 怒いかりに 義ぎなど 要いろうか
何なにも 血ちの涙なみだに 代かえる
嗚呼ああ 此この 嘆なげきを 籠こめて
嗚呼ああ 血ちも涙なみだも 涸かれぶ
嗚呼ああ 此この命いのちで 花はなを生いけよう 何処どこかで
開あかぬ方ほうの 眼めには 逢あえぬ 貌かおが 浮ういて消きえる
何故なぜに 終おわらぬ 唄うたよ
此この 忌いまふ 山やまに 謂いう可べき 事ことはない故から
恚うつくみを 血ちの涙なみだに 代かえる
嗚呼ああ 此この 嘆なげきを 籠こめて
嗚呼ああ 血ちも涙なみだも 涸からぶ
嗚呼ああ 彼かの命いのちに 意味いみよ 有あらなと
風かぜに混まじる 音おとは 嘆なげく 鬼おにの 憂ゆう哭こく
赤あかん坊ぼうを 闕かいた 産衣うぶぎを抱だく 鬼おには何処いずこ
斯かかる 健気けなげな 花はなを
此この 忌いまふ 山やまに 封ふうずは 忍しのびない故から
血ちの涙なみだに 代かえる
嗚呼ああ 此この 嘆なげきを 籠こめて
嗚呼ああ 血ちも涙なみだも 涸からぶ
嗚呼ああ 其その命いのちで 道みちを照てらした 貴方あなたが
熄そく滅めつを 血ちの涙なみだで 願ねがう
嗚呼ああ 彼かの 戯ざれ句くを 止とめて
嗚呼ああ 迷まよいもせず 迷まよえ
嗚呼ああ 此この 怒いかりに 義ぎなど 要いろうか
何なにも 血ちの涙なみだに 代かえる
嗚呼ああ 此この 嘆なげきを 籠こめて
嗚呼ああ 血ちも涙なみだも 涸かれぶ
嗚呼ああ 此この命いのちで 花はなを生いけよう 何処どこかで