仄ほのめく 情なさけの糸いとを手繰たぐり
ささめく 想おもいに幕まくを閉とじる
常夜とこよ 窮きわみ 落おちつる 眠ねむり
己おのれが 業ごうを 垣間かきま 見みゆ
睡蓮すいれんに口付くちづけ 静しずけさに包つつまれて
穏おだやかに戦おののいて 何時いつの間まに 涙なみだ溢あふれる
浅あさき夢ゆめの中なかで 蠢むくめく 迷まよいの枷かせを除のぞき
ひさめく 名残なごりの足音あしおとに喚わめく
冥くらき 水面みなも 映うつる 影かげと
月つきを 道連みちづれ 爪先つまさき 伸のばし
震ふるえる身体からだ預あずけ 静しずけさに包つつまれて
穏おだやかに戦おののいて 何時いつの間まに 涙なみだ溢あふれる
浅あさき夢ゆめの中なかで 沈しずむ我わが身みを
幾重いくえの御霊みたまが 此処ここよ来きたれと 囀さえずり廻まわり
白しろき衣ころもの 袂たもとを引ひきて
深ふかい眠ねむりの 腕うでに抱だかれて
静しずけさに包つつまれて 穏おだやかに戦おののいて
何時いつの間まに 涙なみだ溢あふれる 浅あさき夢ゆめの中なかで
静しずけさに噎むせ返かえり 愚おろかさに戦慄わなないて
畢ひつの際きわを 邀むかえる 浅あさき夢ゆめに 深ふかく沈しずみ
声こえは 遠とおく 消きゆる
仄honoめくmeku 情nasakeのno糸itoをwo手繰taguりri
ささめくsasameku 想omoいにini幕makuをwo閉toじるjiru
常夜tokoyo 窮kiwaみmi 落ochiつるtsuru 眠nemuりri
己onoreがga 業gouをwo 垣間kakima 見miゆyu
睡蓮suirenにni口付kuchiduけke 静shizuけさにkesani包tsutsuまれてmarete
穏odaやかにyakani戦ononoいてite 何時itsuのno間maにni 涙namida溢afureるru
浅asaきki夢yumeのno中nakaでde 蠢mukumeくku 迷mayoいのino枷kaseをwo除nozoきki
ひさめくhisameku 名残nagoriのno足音ashiotoにni喚wameくku
冥kuraきki 水面minamo 映utsuるru 影kageとto
月tsukiをwo 道連michiduれre 爪先tsumasaki 伸noばしbashi
震furuえるeru身体karada預azuけke 静shizuけさにkesani包tsutsuまれてmarete
穏odaやかにyakani戦ononoいてite 何時itsuのno間maにni 涙namida溢afureるru
浅asaきki夢yumeのno中nakaでde 沈shizuむmu我waがga身miをwo
幾重ikueのno御霊mitamaがga 此処kokoよyo来kiたれとtareto 囀saezuりri廻mawaりri
白shiroきki衣koromoのno 袂tamotoをwo引hiきてkite
深fukaいi眠nemuりのrino 腕udeにni抱daかれてkarete
静shizuけさにkesani包tsutsuまれてmarete 穏odaやかにyakani戦ononoいてite
何時itsuのno間maにni 涙namida溢afureるru 浅asaきki夢yumeのno中nakaでde
静shizuけさにkesani噎muせse返kaeりri 愚oroかさにkasani戦慄wananaいてite
畢hitsuのno際kiwaをwo 邀mukaえるeru 浅asaきki夢yumeにni 深fukaくku沈shizuみmi
声koeはha 遠tooくku 消kiゆるyuru