仮初かりそめの 従しょう かなぐり
別はかるは 戦乱うたげの 左右そう
転ころがり込こみし 天そらを 統すべるは
如何いかなる 偉い器き なりや
耀かがよふ 闇やみと 闇くらがる 光ひかりを
草薙くさなぎの 太刀たちで 慥たしかみて
其その手ての 附子ぶしを 喰くらえども
我わが眼めに 燃もゆる 紫電しでんが 閃ひらめく
涅染くりそめの 爪牙そうが 舐ねぶり
諮はかるは 狸たたけの 相そう
下くだらぬ 冗じょう話わ 除のぞき 術すべよく
汝なんじの 肚裡とり 見みせよ
耀かがよふ 闇やみと 闇くらがる 光ひかりを
草薙くさなぎの 太刀たちで 慥たしかみて
裁さばきの 奉仕ぶしは 厭いとわねど
我わが眼めに 燃もゆる 紫電しでんが 閃ひらめく
咲さき乱みだれた 花はなの熱いきれに 眩くれる
遠とおき 聲こえが 時勢ときを 容いれよと 諭さとす
天下てんがを 請こうなら 我われを 逐おうてみよ
耀かがよふ 闇やみと 闇くらがる 光ひかりを
草薙くさなぎの 太刀たちで 慥たしかみて
裁さばきの 奉仕ぶしは 厭いとわねど
交まじふ 刃やいばに 答こたえよ 在あれ
陰かげろふ 月つきを 包つつみゆく 青天そらよ
未まだ 見みぬ 和世なぎよを 齎もたらして
能あたわぬ 武士ぶしは 去さりゆくも
最後さいごに 叫さけぶ 無む天むてんの 誉ほまれを
仮初karisomeのno 従syou かなぐりkanaguri
別hakaるはruha 戦乱utageのno 左右sou
転koroがりgari込koみしmishi 天soraをwo 統suべるはberuha
如何ikaなるnaru 偉i器ki なりやnariya
耀kagayoふfu 闇yamiとto 闇kuraがるgaru 光hikariをwo
草薙kusanagiのno 太刀tachiでde 慥tashiかみてkamite
其soのno手teのno 附子bushiをwo 喰kuらえどもraedomo
我waがga眼meにni 燃moゆるyuru 紫電shidenがga 閃hirameくku
涅染kurisomeのno 爪牙souga 舐nebuりri
諮hakaるはruha 狸tatakeのno 相sou
下kudaらぬranu 冗jou話wa 除nozoきki 術subeよくyoku
汝nanjiのno 肚裡tori 見miせよseyo
耀kagayoふfu 闇yamiとto 闇kuraがるgaru 光hikariをwo
草薙kusanagiのno 太刀tachiでde 慥tashiかみてkamite
裁sabaきのkino 奉仕bushiはha 厭itoわねどwanedo
我waがga眼meにni 燃moゆるyuru 紫電shidenがga 閃hirameくku
咲saきki乱midaれたreta 花hanaのno熱ikireにni 眩kuれるreru
遠tooきki 聲koeがga 時勢tokiをwo 容iれよとreyoto 諭satoすsu
天下tengaをwo 請koうならunara 我wareをwo 逐oうてみよutemiyo
耀kagayoふfu 闇yamiとto 闇kuraがるgaru 光hikariをwo
草薙kusanagiのno 太刀tachiでde 慥tashiかみてkamite
裁sabaきのkino 奉仕bushiはha 厭itoわねどwanedo
交majiふfu 刃yaibaにni 答kotaeよyo 在aれre
陰kageろふrofu 月tsukiをwo 包tsutsuみゆくmiyuku 青天soraよyo
未maだda 見miぬnu 和世nagiyoをwo 齎motaraしてshite
能ataわぬwanu 武士bushiはha 去saりゆくもriyukumo
最後saigoにni 叫sakeぶbu 無mu天mutenのno 誉homaれをrewo