咲さけよ 我われに 宿やどる 波なみ等ら (邁まい)
轟とどろ 肚裡とりの 鯨波ときは 響動とよむ (轟とどろき 轟とどろき)
脚あしを 駆かるに 労いたわしはせぬ (邁まい)
対むかう為ために 灯ともした 此この火ひが 燃もえ渡わたる
遮莫さまらばれよと 進すすむ 道みちに (邁まい)
集たかる 類たぐいは 誰だれも在あらず (静じょう 静じょう)
蘆あしを 苅かるに 弄ろうしはせぬ (邁まい)
歌うたう為ために 殺ころした 己おのれに 殉となう迄まで
曝さらされし 檻おりの中なかで 澱よどんだ 妬ねたみ害とがいを
然そう 振ふり払はらって
遮たえらるとも 貫つらぬきの 鑓やりに
心こころ 一ひとつ 突つき立たてる 氣きを
還かえらぬとも 往いく前さきの 果はてに
此処ここを 遷うつして
内うちに 吹ふき頻しく 旋風つじかぜの様ように
嗚呼ああ 曝さらされし 檻おりの中なかで 漲みなぎる 血汐ちしおの
然そうう 飆かぜになって 舞まう様ように
遮たえらるとも 貫つらぬきの 鑓やりに
心こころ 一ひとつ 突つき立たてる 氣きを
還かえらぬとも 往いく前さきの 果はてに
孤こ鴻こう 羽撃はうちて
共ともに 斉ひとしく 旋風つじかぜの如ごとく 舞まえ
咲saけよkeyo 我wareにni 宿yadoるru 波nami等ra (邁mai)
轟todoro 肚裡toriのno 鯨波tokiはha 響動toyoむmu (轟todoroki 轟todoroki)
脚ashiをwo 駆kaるにruni 労itawaしはせぬshihasenu (邁mai)
対mukaうu為tameにni 灯tomoしたshita 此koのno火hiがga 燃moえe渡wataるru
遮莫samarabareよとyoto 進susuむmu 道michiにni (邁mai)
集takaるru 類taguiはha 誰dareもmo在aらずrazu (静jou 静jou)
蘆ashiをwo 苅kaるにruni 弄rouしはせぬshihasenu (邁mai)
歌utaうu為tameにni 殺koroしたshita 己onoreにni 殉tonaうu迄made
曝saraされしsareshi 檻oriのno中nakaでde 澱yodoんだnda 妬netami害togaiをwo
然soうu 振fuりri払haraってtte
遮taえらるともerarutomo 貫tsuranuきのkino 鑓yariにni
心kokoro 一hitoつtsu 突tsuきki立taてるteru 氣kiをwo
還kaえらぬともeranutomo 往iくku前sakiのno 果haてにteni
此処kokoをwo 遷utsuしてshite
内uchiにni 吹fuきki頻shiくku 旋風tsujikazeのno様youにni
嗚呼aa 曝saraされしsareshi 檻oriのno中nakaでde 漲minagiるru 血汐chishioのno
然souうu 飆kazeになってninatte 舞maうu様youにni
遮taえらるともerarutomo 貫tsuranuきのkino 鑓yariにni
心kokoro 一hitoつtsu 突tsuきki立taてるteru 氣kiをwo
還kaえらぬともeranutomo 往iくku前sakiのno 果haてにteni
孤ko鴻kou 羽撃hauちてchite
共tomoにni 斉hitoしくshiku 旋風tsujikazeのno如gotoくku 舞maえe