慟哭 歌詞 陰陽座 犬神家の一族 ED ふりがな付

せめて あと一度ひとたび 最期さいごに 顔かおを見みせて
別離わかれを告つげる台詞ことばは彼岸ひがんに 捨すて逝ゆく

責せめて 狂きょう愚ぐの沙汰さた 歪ゆがんだ 愛あいの骸むくろ
我わが身みは 罪つみの 畳たたまり 泪なみだは 嘘うそになる

雪ゆきよ 白しろく 深ふかく 他人たにんを皆みんな 染そめて
真黒まっくろに 爛ただれるは 此この 手底たなそこ だけ

もう 汚よごさなくていいの
貴方あなたの手てには 取とる可べきものが 有あるはず
もう 背負せおわなくていいの
渾すべて 預あずけて 奈落ならくへの 道連みちづれに

嗚呼ああ 虚空そらが 酷ひどく 蒼黒あおぐろく見みえる
醜みにくき 此これも身み 引ひき裂さきたい

決けして 私わたしを 許ゆるさなくていいの
寧むしろ 憎にくんで 生うまれたことも 忘わすれて
もう 放はなさなくていいの
繋つないで 其その手て 松しょう羅らの契ちぎりに

只ただ せめてもの 罪つみほろぼし