愛すべきもの 歌詞 貴水博之 ふりがな付

それにしても近頃ちかごろ日々ひびが
1,2,3で消きえてゆく
山積やまづみの雑用ざつようばっかでさ
彼女かのじょにも会あいに行いけない

どうかしてるぜ オレの頭あたま
体裁ていさいの罠わなにはまって
どうだっていいことから先さきに
手てをつけてやしないか?

この世よに生うまれて
鏡かがみを気きにするだけなんて
何なんて言いったらいい
まるで中身なかみ入はいってない
シャンパンの瓶びんだぜ!?

胃いにでっかい穴開あなあけてまで
評判ひょうばんばっか欲ほしがってさ
これでいいか? ほんとにいいか?
まるでひ弱よわな心こころ

この世よに生うまれて
結局けっきょく 納おさまるだけなんて
何なんて言いったらいい
飼かい慣ならされた檻おりの中なかの
百獣ひゃくじゅうの王おうだぜ!?

誰だれだって泣なきながら裸はだかのまま生うまれてきた
他ほかの誰だれとも似にてない 幸しあわせをその腕うでに
抱だきしめるため

教おしえてくれ 君きみは本当ほんとうの
欲望よくぼうを手てにしたかい?
太陽たいようが沈しずみゆく前まえに
もう一度いちど 思おもい出だしてくれ

この世よに生うまれて
自分じぶんを愛あいしてる時ときが
誰だれかを愛あいせる証あかしだろう
ごきげんだぜ

この世よに生うまれて
自分じぶんを愛あいせないならば
心こころの声こえを聴きけ
それがきっと 幸しあわせへと
まっすぐ続つづいてる