よみ:あやかしせんやいちや
妖かし千夜一夜 歌詞
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「此この路みちや一体いったい何なに所々ところどころ々まで歩あるけば良いいの」と呟つぶやけば
「延々えんえん続つづきまするぞな」と――は、何方どちら彼方かなたの答こたえやらな…
小ちいさな行灯あんどん 片手かたてに歩あゆめば 「進すすむが好よしや」と嗤わらい
揺ゆら・凛りん・弄ろうと、さも蜻蛉とんぼと背中せなかを圧おす闇やみ蟲むしが声こえ
幾度いくどと響ひびく風かぜの唄うたは敵てきか味方みかたか、嗚呼ああ果はたして…
深々ふかぶか月夜つきよを 背負せおう何者なにものか 「戻もどるは無なしや」と嗤わらう
性悪しょうわる共どもに誘いざなわれて、迷まよい込こみ踏ふみ込こんだは
誰だれも知しらぬ妖あやかしの土地とち、生いきて還かえりたいならば
さあさ御出おいで、未いまだ抜ぬけた者ものの居いない、此この森もりへ…
触ざわり・夜よろ・離りと、蠢うごめく其それは正まさに人ひとで無なしものの声こえ
何処いずこかにて啼ないた梟ふくろうの、決けっして月つき如ごとし眼めに非あらず…
お天道様てんとさまさえ 見抜みぬけぬ悪鬼あっきの まこと無残むざんな思惑おもわく
物ものの怪けらよ贄にえは揃そろうた、闇やみ色いろを纏まといて、さあ
誰だれも居おらぬ妖あやかしの街まち、子供こどもらの白しろき御魂みたま
さあさ連つれて、逝いくが良よいよ、魑魅すだまの花一匁はないちもんめ…
――蝋燭ろうそく吹消ふきけし げに悍おぞましき 奇談きだんに幕まくを下おろせば
怨うらみつらみを語かたり尽つくす 禍々まがまがしき戯あそびにて
「百ひゃくにはまだまだ足たらぬぞ」と 囁ささやく嗄しわがれ声ごえが
君きみや私わたしでない、としたならば、何なんぞの物ものやらな…
「延々えんえん続つづきまするぞな」と――は、何方どちら彼方かなたの答こたえやらな…
小ちいさな行灯あんどん 片手かたてに歩あゆめば 「進すすむが好よしや」と嗤わらい
揺ゆら・凛りん・弄ろうと、さも蜻蛉とんぼと背中せなかを圧おす闇やみ蟲むしが声こえ
幾度いくどと響ひびく風かぜの唄うたは敵てきか味方みかたか、嗚呼ああ果はたして…
深々ふかぶか月夜つきよを 背負せおう何者なにものか 「戻もどるは無なしや」と嗤わらう
性悪しょうわる共どもに誘いざなわれて、迷まよい込こみ踏ふみ込こんだは
誰だれも知しらぬ妖あやかしの土地とち、生いきて還かえりたいならば
さあさ御出おいで、未いまだ抜ぬけた者ものの居いない、此この森もりへ…
触ざわり・夜よろ・離りと、蠢うごめく其それは正まさに人ひとで無なしものの声こえ
何処いずこかにて啼ないた梟ふくろうの、決けっして月つき如ごとし眼めに非あらず…
お天道様てんとさまさえ 見抜みぬけぬ悪鬼あっきの まこと無残むざんな思惑おもわく
物ものの怪けらよ贄にえは揃そろうた、闇やみ色いろを纏まといて、さあ
誰だれも居おらぬ妖あやかしの街まち、子供こどもらの白しろき御魂みたま
さあさ連つれて、逝いくが良よいよ、魑魅すだまの花一匁はないちもんめ…
――蝋燭ろうそく吹消ふきけし げに悍おぞましき 奇談きだんに幕まくを下おろせば
怨うらみつらみを語かたり尽つくす 禍々まがまがしき戯あそびにて
「百ひゃくにはまだまだ足たらぬぞ」と 囁ささやく嗄しわがれ声ごえが
君きみや私わたしでない、としたならば、何なんぞの物ものやらな…