Diary 歌詞 Rita ふりがな付

最後さいご、言葉ことばを交かわしたのは、雨あめが降ふり続つづく夜よるでした。
熱ねつの消きえた手て、握にぎり締しめたままで。

あなただけは幸しあわせでとか、言いわないで欲ほしかったのです。
色落いろおちもしない、消きえもしない、記憶きおく。

ねえ 誰だれにもちぎれない絆きずなだと思おもっていたのに。

優やさしい風かぜの音おとなのに(何なにも無ない空そらを切きるのに)
貴方あなたの笑わらい声ごえのように(聞きき間違まちがえてしまいます)
目めを閉とじてなどいないのに(貴方あなたが今いまも目めの前まえで)
確たしかに佇たたずんでいるように(見みえて)しまいます

爪痕つめあとを残のこした指ゆびはもう 離はなれてしまったはずなのに
夢ゆめの中なかから帰かえろうとはしません。

振ふり返かえれば永遠えいえんなんて有ありもしないとわかっていて
何故なぜ形かたちに残のこさなかったのでしょう。

ねえ 何なにを捨すて去されば もう一度いちど会あえるのでしょうか。

優やさしい風かぜの音おとなのに(何なにも無ない空そらを切きるのに)
貴方あなたの笑わらい声ごえのように(聞きき間違まちがえてしまいます)
目めを閉とじてなどいないのに(貴方あなたが今いまも目めの前まえで)
確たしかに佇たたずんでいるように(見みえて)しまいます

もう何なにもかも全すべて逆さかさになって 遠とおい星ほしになってしまえ。

一人ひとり孤独こどくのはずなのに(冷ひえ切きっているはずなのに)
静しずかには思おもえないんです(感情かんじょうが騒さわがしすぎて)
色いろのない日常にちじょうの中なか(グラデーションのようでした)
全すべて過すぎた今頃いまごろに(やっと)知しりました