鏡 歌詞 より子 ふりがな付

ほんとの 自分じぶんなんて
分わからないよ
不透明ふとうめいで 曖昧あいまいで

何色なにいろもない ココロ
ムリに 色付いろづけた
嘘うそつきの 表現ひょうげんだけ

忘わすれてゆく 気持きもちに
歌うたう唇くちびる 自然しぜんと閉とじてく
酷ひどくココロ 苦くるしくて
今いまに自分じぶんを 失なくしそうで

摩擦まさつを生うまぬ 優やさしい言葉ことばに
甘あまえていた
自分じぶんの姿すがたと 向むき合あわずに
今いまは自分じぶんで歩あるく ことさえ
誰だれかに 頼たよって
生いきているよ

カラッポの ココロにも
何なにかが 輝かがやいてる
始はじまりの 煌きらめき

もっと強つよく 強つよく
信しんじる力ちからが 欲ほしい
ちゃんと地ちに 足あしをつけて

ホコリまみれの鏡かがみ
そっと拭ぬぐって 見みえた私わたし
涙なみだがこぼれてゆく
流ながれ出だした生いきるためのメロディー

解とき放はなちたい
ココロすべて
思おもうままを 信しんじる力ちからが あったなら
青あおい 空そらの鏡かがみに映うつる
自分じぶんの 姿すがたを
ただ 見みつめていたい

真実しんじつを映うつす
鏡かがみがあるなら
裁さばかれていたのかもしれない
この魂たましいを
私わたしの存在そんざいを

解とき放はなちたい
ココロ すべて
鏡かがみに映うつった そのままの自分じぶんで いいんだ
解とき放はなとう 瞳ひとみを閉とじて
あの時とき感かんじた 熱あつい想おもい
目めを覚さませ

今いまありったけの 声こえで叫さけぶよ
枯かれ果はてようとも 歌うたい続つづけて 続つづけて
この魂たましいを 星ほしのどこかに
刻きざみつけたい
身体からだに流ながれる 熱あつい血ちを
こぼしながら 生いきていること
ほんとの 自分じぶんを