あの日ひ二人ふたり捜さがした
坂道さかみちの部屋へや
暮くらしはじめたときは
夢ゆめをかぞえた
季節きせつはすぎて 何なにか壊こわれた
いつか話はなした 言葉ことばが嘘うそに
窓まどから見みえる背中せなか すこしづつ小ちいさくなる
風かぜ吹ふく街まちの中なかで あの角かど通とおりすぎてく
最初さいしょの夜よるにそっと ほほに優やさしく手てをあて
確たしかめあった二人ふたりの 愛あいはもうかえらない
チーズとパンと野菜やさいを
両手りょうてに抱かかえ
二人ふたりいつも歩あるいた
レンガの小道こみち
肩かたよせあって 部屋へやのドアあけ
そんなことも いまは遠とおい
窓辺まどべに飾かざったまま 一輪挿いちりんざしの花かびんに
あなたの好すきな薔薇ばらが いまにも泣なきそうです
二人ふたり、想おもい出で詰つめた ページのあまったアルバム
手てのひら残のこるぬくもり 愛あいはもうかえらない
季節きせつはすぎて 二に度どめの冬ふゆね
春はるを待またずに 離はなれてゆくの
いまも耳みみに残のこる あなたの悲かなしい口くちぐせ
すねたふりする仕草しぐさ 抱だきよせる指先ゆびさきが
最後さいごの夜よるは何なにも 話はなさずただ見みつめてた
窓まどを閉とざした部屋へやに 愛あいはもうかえらない
あのano日hi二人futari捜sagaしたshita
坂道sakamichiのno部屋heya
暮kuらしはじめたときはrashihajimetatokiha
夢yumeをかぞえたwokazoeta
季節kisetsuはすぎてhasugite 何naniかka壊kowaれたreta
いつかitsuka話hanaしたshita 言葉kotobaがga嘘usoにni
窓madoからkara見miえるeru背中senaka すこしづつsukoshidutsu小chiiさくなるsakunaru
風kaze吹fuくku街machiのno中nakaでde あのano角kado通tooりすぎてくrisugiteku
最初saisyoのno夜yoruにそっとnisotto ほほにhohoni優yasaしくshiku手teをあてwoate
確tashiかめあったkameatta二人futariのno 愛aiはもうかえらないhamoukaeranai
チchiーズzuとtoパンpanとto野菜yasaiをwo
両手ryouteにni抱kakaえe
二人futariいつもitsumo歩aruいたita
レンガrengaのno小道komichi
肩kataよせあってyoseatte 部屋heyaのnoドアdoaあけake
そんなこともsonnakotomo いまはimaha遠tooいi
窓辺madobeにni飾kazaったままttamama 一輪挿ichirinzaしのshino花kaびんにbinni
あなたのanatano好suきなkina薔薇baraがga いまにもimanimo泣naきそうですkisoudesu
二人futari、想omoいi出de詰tsuめたmeta ペpeージjiのあまったnoamattaアルバムarubamu
手teのひらnohira残nokoるぬくもりrunukumori 愛aiはもうかえらないhamoukaeranai
季節kisetsuはすぎてhasugite 二ni度doめのmeno冬fuyuねne
春haruをwo待maたずにtazuni 離hanaれてゆくのreteyukuno
いまもimamo耳mimiにni残nokoるru あなたのanatano悲kanaしいshii口kuchiぐせguse
すねたふりするsunetafurisuru仕草shigusa 抱daきよせるkiyoseru指先yubisakiがga
最後saigoのno夜yoruはha何naniもmo 話hanaさずただsazutada見miつめてたtsumeteta
窓madoをwo閉toざしたzashita部屋heyaにni 愛aiはもうかえらないhamoukaeranai