毒の華 歌詞 白石蔵ノ介(細谷佳正) ふりがな付

終おわりまであと少すこしで なにもかも完璧パーフェクトに
おいで もっと近ちかくまで もっと深ふかくまで
もっと不用意ふよういに さあ堕おちてこい

ジワジワと締しめつけてく 身体中からだじゅう縛しばりつけてく
そうさ もう遅おそすぎる やっと気きづいても
そう心こころまで ほら染そめてやる

道端みちばたに咲さいた花はなさえも
厄介やっかいな毒どくを持もってるのさ
わずかても弱よわみを見みせれば
足あしをすくわれる 命いのちを取とられる
だからこそ楽たのしい

鮮あざやかな色いろの花はなほど みだらな
鋭するどい毒どくを隠かくしてる
俺おれの中なかの毒どくの華はなが
笑わらいながらおまえをジリジリ暴あばきたがる
負まけを認みとめなよ今いますぐ いいから
許ゆるしを請こうのさ
はやく はやく ひざまずいてみな
cry cry cry

馴なれあいを捨すてた昨日きのう 見みせないと誓ちかった涙なみだ
いつも そっと掌てのひらの ずっと奥おくの方ほう
遠とおいあの日ひから ぎゅっと握にぎってる

いくつもの毒どくがあれば 同おなじだけ薬くすりもあるさ
まるで ピンと張はりつめた 緊張感きんちょうかんの中なか
ちょっとだけ見みせる 笑顔えがおみたいに

計はかれない人ひとの感情かんじょうは
合あわせた鏡かがみの裏うらの裏うら
優やさしさもあれば棘とげもある
それだから厄介やっかいで それだから難解なんかいで
それだから楽たのしい

媚薬びやくを隠かくしたこの毒手てで いいかい?
おまえの全すべてを染そめたい
逃にげる場所ばしょはもう無ないのさ
俺おれの色いろでおまえをギラギラ汚よごしてやる
誰だれにも邪魔じゃまされないように この毒手てで
覚さめない悪夢あくむを
ずっと ずっと 見みせてあげるから
crime crime crime

本音ほんねを見みせたくないなら いいのさ
そのまま強気つよきでいればいい
俺おれの毒どくがおまえだけを
とらえながら優やさしくガンガン壊こわしたがる
せめて苦くるしまないように この毒手てで
おまえの心こころを
深ふかい 深ふかい 闇やみへ引ひいてやる
clash clash clash