最後の友人 歌詞 Little Parade ふりがな付

満員電車まんいんでんしゃに 吐はき出だされて進すすむ
郊外こうがいの22時じ 家路いえじの途中とちゅう
祭まつりの後あとでも ないのに寂さびしげな
街まちの顔色かおいろが 自分じぶんと被こうむる

好すきな歌うたを歌うたう分ぶん それ以外いがいを捨すてた
馴なれ合あいはない 静しずけさを集あつめて ただ一ひとつのために

うまく眠ねむれず 浅あさい夢ゆめの中なか
時々ときどきだけど あなたに逢あえた
交かわす言葉ことばが 全すべてではない
沈黙ちんもくはまるで 暖炉だんろの灯あかりのようで

下したから2段だん目めの 引ひきだしの中なかに
宇宙うちゅうが広ひろがって いるとしたなら
飛とび乗のるタイムマシン あの日ひの僕ぼくらを
あの日ひの始はじまりを 探さがしにゆく

日曜にちようの朝あさいつものサンドウィッチを
間違まちがいじゃないここで同おなじ一いち日にちを
泡沫うたかたと知しらずに

緩ゆるやかな「時とき」が 硬かたく凍こおるまで
吹雪ふぶきを呼よぶから も少すこしここにいて
光ひかりの中なかに 今日きょうは消きえないで
ねぇ、お願ねがいだよ ずっとここにいて

祈いのりを凍こおらせ 永久えいきゅうを象かたどっても
やがて溶とけ出だし 時ときは流ながれてしまう

褒ほめてもらえるよう 格好かっこうがつくよう
出来できないなりに 頑張がんばってみたけど
うまく眠ねむれず 浅あさい夢ゆめの中なか
そこではちゃんと 生いきて話はなしてた
僕ぼくは変かわってない 何なにもすごくない
それでもあなたは きっとあなたは

全すべて終おわったら 会あいに行いく一番いちばんに