ヒロイン 歌詞 緑仙 TVドラマ「灰色の乙女」エンディングテーマ ふりがな付

夜よるを慣ならす 宮下みやした公園こうえん
溶とけた切望せつぼう 残のこした絶望ぜつぼう
頬ほお伝つたう哀かなしさが
君きみを流ながせたらな

臭気しゅうきを飼かう夜よるのホーム
楽たのしそうだね 耳みみを塞ふさいだ
いつしか纏まつわりつく
劣等感れっとうかんの正体しょうたいは誰だれのせい?

顔かおも態度たいども“私わたし”を殺ころして演やってる
君きみの「好すき」が欲ほしかった
こんな明日あしたに 光ひかりは無ない
誰だれひとり容姿ようしも何なにも勝かてない
この哀あわれも脆もろさも
何なにも知しらないでいたい

じゃあね、幻想げんそうよ
ヒロインにはなれない
馬鹿ばかなフリしていたら幸しあわせ?
やめて 通とおせんぼう
置おいて行いくなよ
痛いたいの 痛いたいの 痛いたいの
ただの弱虫よわむしだね。

人ひとのメイクを奪うばってひとりで病やんでいく
無駄むだと判わかっているだろう?
期待きたいしない でもちょっとしたい…
あのラブロマンスが今いまはもう痛いたい
可愛かわいいあの子このように…
なれたら苦労くろうしない

消きえたい もういっそ
独ひとりにしないでよ
身みの程ほど知しらずが 無様ぶざまだ
心こころを通とおせんぼう
喪失そうしつを吐はいている
足たりない 足たりない 足たりない

壊こわして 治なおして
心こころを戻もどして
ねぇ 返かえして
無なくした私わたしの普通ふつうを
愛あいして いなして
腐くさってく ひとりで堕おちていく
あれ、全部ぜんぶ私わたしの......

青あおく光ひかった君きみの春はるだって
こんな失望しつぼうがあればいい

ありがとう、幻想げんそうよ
悲劇ひげきは左様さようなら
私わたしのせいだと言いえるよ
全部ぜんぶ通とおせんぼう
“私わたし”を征いく
要いらない なにも 要いらない
これで終おわりだね、

忘わすれないで。