塩原旅情 歌詞 尾形大作 ふりがな付

名所めいしょたどれば 限かぎりなく
誇ほこり高たかきは 塩原町しおばらまちよ
春はるには山やまが 微笑ほほえみかける
夏なつの山やまから 滴したたる夢ゆめと
歴史れきしを語かたる 箒川ほうきがわ
ああ人ひとの運命うんめいを さながらに
六連星すばる十一じゅういち 湯ゆの香かおり

鳥とりのさえずり 石いしの花はな
誇ほこり高たかきは 塩原町しおばらまちよ
ひずめの音おとに 季節きせつが過すぎる
秋あきが化粧けしょうを はじめた山やまを
みかえる滝たきの 艶あでやかさ
ああ人ひとの運命うんめいを さながらに
尽つきぬ思おもいに 更ふけるやら

もみじ吊つり橋ばし その数かずも
誇ほこり高たかきは 塩原町しおばらまちよ
七色なないろ八色はっしょく 染そめても足たらず
葉音はおとささやく 名残なごりの秋あきを
忍しのんで眠ねむる 冬ふゆの山やま
ああ人ひとの運命うんめいを さながらに
流ながれ幾筋いくすじ あるとても