Departure 歌詞 瀬名 ふりがな付

そして私わたしはどこまで行いけるだろう
運命うんめいの導みちびきに身みを委ゆだね

太陽たいようの光ひかりに月つきの雨あめ
幾いくつもの明日あしたを追おい越こして

進すすめや進すすめ石畳いしだたみを鳴ならせ
集つどい来くる宿命しゅくめいの星ほし達たちと共ともに
活気かっきある宿場町しゅくばまちに愉快ゆかいなキャラバン
目めに映うつるすべてが新あたらしくて

いつかの夢ゆめに見みた景色けしきが今いま、目めの前まえに広ひろがり胸むねが高鳴たかなる
初はじめて手てにした自由じゆうは素晴すばらしくて
まるで生うまれ直なおしたかのようで

廻まわり廻まわれ歯車はぐるまよ
この目めで世界せかいを見みて行いきたい

遥はるか見渡みわたす地平ちへいの向むこう、何なにが待まち受うけるのだろう
緑みどり薫かおる大地だいちに 人々ひとびとはどんな暮くらしをしてるの

…荒あれ果はてた村むらには 貧まずしい人々ひとびとが
夢ゆめも希望きぼうもなく 飢うえに苦くるしむ姿すがた
自分じぶんたちの豊ゆたかさは彼かれらの犠牲ぎせいの上うえに成なり立たっていた

学まなんだ世界せかいとは違ちがいすぎる現実げんじつ
自分じぶんの浅あさはかさを思おもい知しった
突つきつけられた真実しんじつ…あぁ

私わたしに何なにができるの?
絶望ぜつぼうを止とめられるの?
迷まよい、不安ふあんの連続れんぞく…けれど私わたしは諦あきらめない

飛とべよ飛とべよ 小ちいさな翼つばさで
己おのれの力ちからで大地だいちを蹴けって
だけど私わたしは独ひとりじゃない
飛とび方かたを知しらない小鳥ことり

答こたえなどない、道みちなき未来みらいを
この手てで選えらんでゆく、それが
やがて私わたしの軌跡きせきとなるから…
信しんじて歩あるき続つづけよう

だけど私わたしは独ひとりじゃない
飛とび方かたを忘わすれた小鳥ことり