Love Balladeは歌えない 歌詞 清水宏次朗 ふりがな付

トランペット吹ふく俺おれを港みなとで見みかけても
あの娘この行方ゆくえたずねないでくれ
ひざの破やぶれたブルー・ジーンのままで風かぜに消きえたよ
わりといい女おんなだったけどね
俺おれと生いき方かたが違ちがう
Love Ballade は歌うたえない
あの娘こが口くちずさんでた
もう Ballade は似合にあわない
スローなリズムが痛いたいよ
ほろ苦にがいぜ

俺おれの革かわのブルゾンもぐりこんで歩あるく
肩かたの細ほそさを指ゆびが憶おぼえてる
優やさしくされりゃ誰だれにも甘あまえる猫ねこのようだよ
今頃いまごろ何処どこかの長距離ちょうきょりバスで
窓まどにもたれ眠ねむり顔かお
Love Ballade は歌うたえない
あの娘こがピアノを弾ひくと
もう Ballade じゃ踊おどれない
音符おんぷが涙なみだに変かわる
ほろ苦にがいぜ
港みなとの BAR のビリヤード台だいに
不幸ふこう並ならべて狙ねらうあの娘こ
壁かべにもたれてバーボンのビン
逆さかさに酔よいつぶれてた幻まぼろし
Love Ballade は歌うたえない
あの娘こが口くちずさんでた
もう Ballade は似合にあわない
スローなリズムが痛いたいよ
ほろ苦にがいぜ