女神とピアニスト 歌詞 熊谷幸子 ふりがな付

この街まちが寝静ねしずまるころ
あなたは月夜つきよを 奏かなでるピアニスト
そよ風かぜの窓辺まどべで聴きくわ
しなやかな指ゆびと甘あまい音おと
そっと魔法まほうかけたら
私わたしに片想かたおもいしてね
ふたりのメヌエット
花束はなたばにして 愛あいをささやいてね
あなたの女神めがみになりたい
恋こいに迷まよわせてみたいの
優やさしく 高鳴たかなる鼓動こどうかくしたら
夜よるの虹にじに座すわって待まつわ

今日きょうも微熱びねつが続つづいてる 逃にげ遅おくれた
影法師かげぼうしが踊おどってる
愛あいしてる たった ひとこと
ささやいて くれたらいいのに
眠ねむれぬ夜よるはひとり
羊ひつじを数かぞえるかわりに
星屑ほしくずの音符おんぷ たどってうたうわ
眠ねむりに堕おちるまで
あなたの女神めがみになりたい
その胸むねの銀河ぎんが泳およいで
どこまで 太陽たいようが顔かおを出だすまで
あなたのピアノで
抱だきしめて 星ほしの花束はなたばで抱だきしめて
私わたしだけずっと抱だきしめて