サテンの夜 歌詞 夏木マリ ふりがな付

口紅くちべにのあと グラスに残のこし
踊おどり狂くるった あの日ひの私わたし
男おとこの腕うでの中なかにこぼした
涙なみだの数かずなど 数かぞえたくない…

囁ささやきが飛とぶ キャンドルの下した
心こころはすでに 死しんでいるのに
暗くらいフロアーに赤あかい靴くつだけ
悲かなしく舞まってた
明日あすのない二人ふたりが背中せなかあわせ
落おちて行いくだけよ

奈落ならくの底そこで サテンをまとい
踊おどり狂くるった あの日ひの私わたし
あいつの指ゆびをかんで 泣ないたわ
スローが今いまの私わたしに毒どくなの

化石かせきのように 冷つめたい瞳ひとみ
私わたしでよけりゃ あなたにあげる
暗くらいフロアーに 赤あかい靴くつだけ
悲かなしく舞まってた
実みのることのない夜よるを見みつめて
落おちて行いくだけよ