予期せぬ来訪者とオーロラ 歌詞 かと*ふく(加藤英美里&福原香織) ふりがな付

突然とつぜん 昼夜ちゅうや 翻ひるがえり
棚たな引びく あの空そらのシルク

誰だれかの声こえが わたしを呼よんでる 着きの身着みきのまま 駆かける
ドレスの裾すそへ 泥どろを跳はねさせ 導みちびかれ 深ふかい森もりまでと

「何処どこよ、スマイル」「此処ここよ、ハピネス」
「何故なぜずっと 忘わすれてたのかしら?」
手てが触ふれ合あい あの日ひの戸とが開ひらく

彷徨さまよえるのは 名前なまえもない 主人公ヒロインたち
この箱庭はこにわ 迷まよい 見知みしらぬ 2人ふたり 神隠かみかくし
胸騒むなさわぎから 始はじまるのは リアルとリスク
「わたしが誰だれか…?」答こたえを今いま 掴つかむ その為ために

和装わそうの姫ひめと ガラスの靴くつの娘こ 不意ふいに目めと目めが合あって
ウサギを真似まねて こう呟つぶやくの『元もとの世よへ 戻もどる為ため 走はしれ』

「チェシャ猫ねこから 訊きいたの 女王じょおうは…」
「無類むるいの処刑しょけいマニアですって?」それなら…
飲のめや 食くえや 騒さわげ 踊おどれ 暴あばれたら
顔かおを 紅あかく 染そめて 彼女かのじょは来くるでしょう 断罪だんざいに

「何処どこよ、スマイル」「此処ここよ、ハピネス」
「一緒いっしょなら 帰かえれる筈はずだから」
誰だれかが待まつ あの日ひの戸との向むこう

手繰たぐり寄よせてく 虚構うそと真相ほんと わたしたちは
試ためされてる 時ときに 世界せかいに 明日あしたを 信しんじるか
もし僅わずかでも 記憶きおくの火ひが 灯ともせるのなら
心こころの闇やみを 切きり裂さいてく 蒼あおい流星ほしのように

彷徨さまよえるのは 名前なまえもない 主人公ヒロインたち
君きみよ 踊おどれ 道みちを 拓ひらいて 共ともに 法廷ほうていへ
胸騒むなさわぎから 始はじまるのは リアルとリスク
「わたしが誰だれか…?」答こたえを今いま 掴つかむ その為ために