長ながい冬ふゆは遠とおい春はるを待まつ 降ふり積つもった思おもい出で
悲かなしみも溶とけぬまま あたしは旅立たびだった
不安ふあん 悲かなしみ 写うつる小ちいさな瞳ひとみ
寝台しんだい列車れっしゃに重かさなる 二人ふたりの想おもい
「またね すぐ会あえるよ」屋根やねからこぼれ落おちた雪ゆき
手てがはなれてゆく 静しずかにすぎた時間じかん
冷つめたい雪ゆきの中なか走はしり出だした あなたは腕うでの中なか
何なにも言いわず抱だきしめた 雪ゆきの町まちへ戻もどして
忙いそがしい毎日まいにちに 重かさねた嘘うそにも慣なれて
夢ゆめの意味いみ忘わすれ 三度目さんどめ桜さくらの下したで
あたし戻もどれない 会あえないの君きみが遠とおすぎて
でも知しってた さよならは言いえない
あなたとの約束やくそく裏切うらぎって よく泣ないた
寂さびしさを拭ぬぐいたくて 優やさしさを求もとめるの
あの日ひ降おりた上野駅うえのえき 桜さくら舞まう坂道さかみち
都会とかいの風かぜに吹ふかれてゆく あたしを許ゆるして
あなたとの約束やくそく裏切うらぎって よく泣ないた
寂さびしさを拭ぬぐいたくて 優やさしさを求もとめるの
長nagaいi冬fuyuはha遠tooいi春haruをwo待maつtsu 降fuりri積tsuもったmotta思omoいi出de
悲kanaしみもshimimo溶toけぬままkenumama あたしはatashiha旅立tabidaったtta
不安fuan 悲kanaしみshimi 写utsuるru小chiiさなsana瞳hitomi
寝台shindai列車ressyaにni重kasaなるnaru 二人futariのno想omoいi
「またねmatane すぐsugu会aえるよeruyo」屋根yaneからこぼれkarakobore落oちたchita雪yuki
手teがはなれてゆくgahanareteyuku 静shizuかにすぎたkanisugita時間jikan
冷tsumeたいtai雪yukiのno中naka走hashiりri出daしたshita あなたはanataha腕udeのno中naka
何naniもmo言iわずwazu抱daきしめたkishimeta 雪yukiのno町machiへhe戻modoしてshite
忙isogaしいshii毎日mainichiにni 重kasaねたneta嘘usoにもnimo慣naれてrete
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