善よかれ悪あしかれ 骰子さいころは放ほうられて
疎うとい頭あたまで 蝶ちょうや花はなではないなりに
当あたり前まえの 言ことの葉はを
目映まばゆい程ほど 赫あかかす まほろば
(ひょうひょう)
百遍ひゃっぺん云いっても 見みるにゃ勝まさらぬ
何遍なんべん振ふっても 為するにゃ敵かなわぬ
ひょんな 拍子ひょうしに
ひょっくり嗤わらえば
鶴つるも 釣つられて 月つきに飛とぶ
敢あえて敢あえなく ふらり振ふられて
又またのお越こしを
今日きょうを限かぎりじゃあるまいに
取とり留とめない 言ことの葉はを
有あり得えぬ程ほど 棚たな引びかす まほろば
(ひょうひょう)
天辺てっぺん盗とっても 此これにゃ勝まさらぬ
満遍まんべん売うっても 其それにゃ敵かなわぬ
ひょんな 拍子ひょうしに
ひょっくり嗤わらえば
亀かめも 駆かられて 勝かち急いそぐ
鮮あざやかな 紅べにの
其その 魂たましいで 飛とんで征いけ
(ひょうひょう)
百遍ひゃっぺん云いっても 見みるにゃ勝まさらぬ
何遍なんべん振ふっても 為するにゃ敵かなわぬ
どんな 堅磐かきわも
にっこり嗤わらえるて
(ひょうひょう)
天辺てっぺん盗とっても 此これにゃ勝まさらぬ
満遍まんべん売うっても 其それにゃ敵かなわぬ
そんな莫迦ばかなと
にんまり嗤わらえば
虎とらも ころりと 猫ねこに成なる
善yoかれkare悪aしかれshikare 骰子saikoroはha放houられてrarete
疎utoいi頭atamaでde 蝶chouやya花hanaではないなりにdehanainarini
当aたりtari前maeのno 言kotoのno葉haをwo
目映mabayuいi程hodo 赫akaかすkasu まほろばmahoroba
(ひょうひょうhyouhyou)
百遍hyappen云iってもttemo 見miるにゃrunya勝masaらぬranu
何遍nanben振fuってもttemo 為suるにゃrunya敵kanaわぬwanu
ひょんなhyonna 拍子hyoushiにni
ひょっくりhyokkuri嗤waraえばeba
鶴tsuruもmo 釣tsuられてrarete 月tsukiにni飛toぶbu
敢aえてete敢aえなくenaku ふらりfurari振fuられてrarete
又mataのおnoo越koしをshiwo
今日kyouをwo限kagiりじゃあるまいにrijaarumaini
取toりri留toめないmenai 言kotoのno葉haをwo
有aりri得eぬnu程hodo 棚tana引biかすkasu まほろばmahoroba
(ひょうひょうhyouhyou)
天辺teppen盗toってもttemo 此koreにゃnya勝masaらぬranu
満遍manben売uってもttemo 其soれにゃrenya敵kanaわぬwanu
ひょんなhyonna 拍子hyoushiにni
ひょっくりhyokkuri嗤waraえばeba
亀kameもmo 駆kaられてrarete 勝kaちchi急isoぐgu
鮮azaやかなyakana 紅beniのno
其soのno 魂tamashiiでde 飛toんでnde征iけke
(ひょうひょうhyouhyou)
百遍hyappen云iってもttemo 見miるにゃrunya勝masaらぬranu
何遍nanben振fuってもttemo 為suるにゃrunya敵kanaわぬwanu
どんなdonna 堅磐kakiwaもmo
にっこりnikkori嗤waraえるてerute
(ひょうひょうhyouhyou)
天辺teppen盗toってもttemo 此koreにゃnya勝masaらぬranu
満遍manben売uってもttemo 其soれにゃrenya敵kanaわぬwanu
そんなsonna莫迦bakaなとnato
にんまりninmari嗤waraえばeba
虎toraもmo ころりとkororito 猫nekoにni成naるru