夕焼ゆうやけの空そらに浮うかぶ飛行船ひこうせん
あれは遠とおい思おもい出での景色けしきか
金色きんいろに染そまる 輝かがやきの雲くもを
通とおり抜ぬけるように 風かぜに流ながれる
記憶きおくの隅すみに まだ鮮あざやかに
時ときを超こえた 思おもい出での夢ゆめ
人ひとは過去かこの色いろを留とめられるのか
忘却ぼうきゃくの彼方かなたへ 流ながされてゆく
果はてしなく時ときは 大河おおかわのごとくに
何なにもかも かたちを削けずり取とって
飛行船ひこうせんの窓まどから 見みえる河かわの向むこう
海うみへと続つづいてゆく 光ひかりの竜りゅう
太陽たいようと月つきの間あいだの夕陽ゆうひは
何なにかが僕ぼくをさらってゆく
壊こわれそうなガラス細工さいくの心こころよ
幼おさない頃ころにみた 幻まぼろしの夢ゆめ
色いろはセピアにかわる飛行船ひこうせん
夕焼yuuyaけのkeno空soraにni浮uかぶkabu飛行船hikousen
あれはareha遠tooいi思omoいi出deのno景色keshikiかka
金色kiniroにni染soまるmaru 輝kagayaきのkino雲kumoをwo
通tooりri抜nuけるようにkeruyouni 風kazeにni流nagaれるreru
記憶kiokuのno隅sumiにni まだmada鮮azaやかにyakani
時tokiをwo超koえたeta 思omoいi出deのno夢yume
人hitoはha過去kakoのno色iroをwo留toめられるのかmerarerunoka
忘却boukyakuのno彼方kanataへhe 流nagaされてゆくsareteyuku
果haてしなくteshinaku時tokiはha 大河ookawaのごとくにnogotokuni
何naniもかもmokamo かたちをkatachiwo削kezuりri取toってtte
飛行船hikousenのno窓madoからkara 見miえるeru河kawaのno向muこうkou
海umiへとheto続tsuduいてゆくiteyuku 光hikariのno竜ryuu
太陽taiyouとto月tsukiのno間aidaのno夕陽yuuhiはha
何naniかがkaga僕bokuをさらってゆくwosaratteyuku
壊kowaれそうなresounaガラスgarasu細工saikuのno心kokoroよyo
幼osanaいi頃koroにみたnimita 幻maboroshiのno夢yume
色iroはhaセピアsepiaにかわるnikawaru飛行船hikousen