現在、この瞬間から 歌詞 織田裕二 ふりがな付

洗あらいざらしの 陽射ひざしのなかで
人ひとの波なみにはぐれそうな おまえを見みたよ
久ひさしぶりだね どうしてた?
楽たのしい顔かおで 悲かなしいことを
遠とおい海うみへ ふたりきりで 捨すてに行いったのが
最後さいごだったね そういえば
曲まがりくねる 長ながい道みちのりは
どこまでも 続つづくのだろう
だけど 霞かすむハイウエイの向むこうで

夢ゆめがしずかに 立たちあがったよ
おまえは風かぜ 街まちを走はしり抜ぬけて 現在いま
心こころは風かぜ 俺おれはわかってるよ
ガラスのフェンスにぶつかった時とき
そっと 抱だいてやりたいけど
涙なみだは一人ひとりで 乾かわかすもんさ
だから俺おれ 声こえはかけない

時計とけいの針はりを失なくしたように
毎日まいにち 違ちがうヤツに逢あって おまえのことは
忘わすれたはずが 何なにしてた?
やっぱり俺おれは生うまれたまんま
しつこいほど 熱あつくなれる 自分じぶんでいれば
笑わらってられる そう思おもう
いつも空そらは 長ながい道みちのりの
その光さきで 待まっているだろう
もしも 急きゅうなスロープで投なげれば

夢ゆめが俺おれたち 馬鹿ばかにするから
昨日きのうの風かぜ 腕うでをふりほどけば 現在いま
あしたの風かぜ 髪かみをなびかせるよ
地下ちかから地上ちじょうへ 流ながれだす人ひと
おまえはもう 見みえないけど 言葉ことばにならない
輝かがやきだけを そうさ又また この瞬間しゅんかんから
おまえは風かぜ 心こころは風かぜ…